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夏場の暑さ対策!冷房の効率を上げる方法や暑さ対策グッズを紹介

2024.05.15

夏場の暑さ対策!冷房の効率を上げる方法や暑さ対策グッズを紹介

室内でも熱中症になる日本の夏を乗り切るためには、暑さ対策が必須です。
ただ、日々の電気代を考えると、単純に24時間エアコンをつけっぱなしにしておくというわけにもいきません。

そこで今回は、室内が暑くなる原因やその対策、冷房の効率を上げるコツ、エアコンなしで涼しく過ごす方法だけでなく、夏を乗り切るおすすめの暑さ対策グッズもご紹介します。

夏に部屋が暑くなる主な原因

●カーテンを開けている

夏に部屋が暑くなってしまう大きな原因の一つが、日中に直射日光を入れてしまうこと。
カーテンを開けていると、部屋の中に日差しが入り、窓ガラスを通じて室内が熱されてしまいます。

カーテンを開けたままだと、エアコンの効きも悪くなりますし、日が沈む夕方以降も中々部屋が涼しくなりません。
冷房を使う場合も、使わない場合も、夏場は直射日光の対策が必須です。

●換気していない

夏場部屋が暑くなるもう一つの原因が、窓を閉め切って換気しないこと。
現代住宅は気密性が高いため、ふすまや障子を閉めていても風が通る古い住宅と違って、閉め切っていると室内の熱気を外に逃がせません。

室内に熱がこもったままだと、なかなか涼しくならないため、室温を下げるためには、意識して空気の流れを作り、換気する必要があります。

●断熱性が低い

断熱性の低さも、部屋が熱くなる要因です。
壁や窓の断熱性が低いと、外の熱が入ってきて室内が暑くなるだけでなく、冷房を使っても冷気が外に逃げてしまうため、冷房の効きが悪くなります。
結果的に夏場の冷房代が高くなり、家計の負担になってしまうので、長期的に冷房代を節約したい、環境のことを考えて冷房の使用量を減らしたい場合は、住宅の断熱対策も必須です。

部屋が暑いときの対処法

●エアコンを使う

最も効果のある部屋の暑さ対策は、エアコンを使うこと。
外が猛暑の状態であれば、設定温度を28度にしていても室内は快適になります。

ただし、エアコンの冷風が苦手だ、風邪を引いてしまう、喉が乾燥するという方も少なくありません。
冷房で体調を崩す主な原因は、冷風を直接体に当ててしまうことです。
エアコンを使う時は、送風口を水平または上に向け、部屋全体をムラなく冷やしましょう。

●窓を2箇所以上開けて換気する

部屋が暑い時、特に帰宅直後で室内に熱がこもっている時は、窓を開けて熱気を逃がすのがおすすめです。
この時、対面や対角線上にある窓を開けると、空気の出入り口ができるので、効率良く室内の空気を入れ替えられます。

なお、換気をする際、必ずしも窓を全開にする必要はありません。
プライバシーや防犯面が気になる場合は、空気の入口側を狭めに、出口側を広めに開けると、十分換気できます。

●カーテンやブラインドで日差しを遮る

遮光機能や遮熱機能を持ったカーテンやブラインドを使い、日差しを遮るのも暑さ対策として有効です。
直射日光を遮ることで、室温が上がりづらくなり、家具や内装も熱を持たなくなるため、快適な室温をキープしやすくなります。

特に、日当たりの良い南向きや南東向きの部屋は、カーテンやブラインドの効果が大きいです。
機能性の高いカーテンを選んで、暑さを防ぎましょう。

●冷たい飲み物や食べ物を摂取する

・冷たい飲み物
・アイスクリーム
・かき氷
など、冷たいものを取ると体温が下がり、冷涼感を得られるため、暑い部屋にいても涼しく過ごせます。

外出中に比べて、夏の室内は気付かない間に脱水症状を起こしているケースが多いため、夏場部屋で過ごすときは、意識して水分や塩分を補給しましょう。

ただし、冷たいものを取り過ぎると、胃腸が冷えてお腹を下したり、食欲が減ったりするため、飲み過ぎ・食べ過ぎには注意が必要です。

室内の冷房効率をアップする方法

●部屋を閉め切ってカーテンを閉める

室内の冷房効率をアップしたい場合は、冷房を使う部屋の窓やドアを閉め切り、カーテンも閉めましょう。
エアコンの消費電力が増えるのは、暑い空間を冷やす時です。
部屋を閉め切って涼しい空気を中に閉じ込め、カーテンを閉めて外から熱気が入ってこないようにすれば、室温の変動が少なくなるため、必要最小限の電力で涼しさを維持できます。

●扇風機やサーキュレーターで空気の流れを作る

冷房効率をアップするためには、空気の循環が必須です。
エアコンを使っていても、空気の流れがないと室内には温度ムラができてしまいます。
エアコンの風量では十分に空気をかき混ぜられない場合もありますし、風量を強くすると体調を崩す可能性もあるため、扇風機やサーキュレーターを使って冷たい空気を行き渡らせましょう。

●窓の断熱をする

住宅の熱は、主に窓経由で入ってきたり出ていったりします。
窓の断熱性が低いと、外の熱気が入ってきて部屋が暑くなってしまうだけでなく、涼しさも逃げていってしまうため、冷房効率を考えるなら窓の断熱が重要です。
大掛かりな工事をしなくても、ホームセンターなどで購入できる断熱シートを窓に貼ったり、遮熱カーテンを使ったり、窓の外に日除け用のすだれを設置したりすれば、断熱性をある程度、底上げできます。

●断熱リフォーム

カーテンを開けたまま快適な空間を維持したい、窓にあれこれ細工をするのが面倒くさい、古い建物なのでそもそも断熱性に難があるといった場合は、断熱リフォームもおすすめです。
壁や屋根の断熱材をより高機能なものに取り替えたり、複層ガラスの窓に交換したり、内窓を付けたりすれば、部屋全体の断熱性が良くなるので、冷暖房の効率が良くなります。

●エアコンの掃除

エアコンのフィルターを掃除せずに使い続けると、フィルターの目が詰まり、空気の流れが悪くなって本来の冷却能力を発揮できません。
エアコンを使っていなくてもほこりは溜まっていくため、最低でも2週間に一度はフィルターを掃除しましょう。

また、経年劣化で冷媒ガスが漏れたり、部品が故障していたりする場合も、冷却性能は下がります。
エアコンも消耗品なので、本格的な暑さが来る前に動作確認を行い、メンテナンスをすることが大切です。

エアコンを使わずに部屋を涼しくする方法

●エアコンを使わずに部屋を涼しくする方法

エアコンを使わずに部屋を涼しくしたい場合は、市販の冷感グッズや保冷剤を活用しましょう。
お風呂の浴槽に垂らして全身を涼しくするもの、冷凍して首に巻きつけるもの、接触冷感の敷きパッドや枕カバーなど、様々な商品の中から使いやすいものを選べば、体感温度を下げられます。

なお、体温そのものを下げたい場合は、首や脇の下など、太い動脈が走っている場所を冷やすのが効果的です。
水を入れて凍らせたペットボトルや、保冷剤等を活用して、夏の暑さを乗り切りましょう。

●通気性・吸湿性に優れた部屋着で過ごす

室内の快適さという面では、家の中で何を着るかも重要です。
たとえば、綿や麻など、自然素材の部屋着やパジャマは、通気性・吸湿性に優れているため、汗をかいてもベタついた状態になりづらく、夏場快適に過ごせます。

速乾性の高いシャツ、締め付けの少ない下着、接触冷感のアンダーウェアなど、着心地や機能性の良いものもおすすめです。

●換気する

エアコンを使わない場合、小まめに換気しましょう。
室内にこもった熱を逃がせば、室温の上昇を抑えられます。

また、風を肌で感じることによって、体感温度を下げられるのもポイントです。
室内に人間がいるだけでも、温度や湿度は上がります。
家電の排熱でも室温は高くなるので、特にテレワークでパソコンを使うときは、意識して換気しましょう。

●打ち水する

暑いときは、ベランダや庭に打ち水するのも効果的です。
気化熱といって、水分は蒸発するときに周囲の熱を奪う性質を持っています。
お風呂上がりに体を拭かないと風邪を引いてしまうのは、気化熱で体温が下がるからです。
打ち水をすると、地面の温度が下がり、窓の周辺や窓から入ってくる風が涼しくなります。

ただし、気温の高い日中に打ち水をすると、熱い水蒸気が発生して余計に暑くなってしまうので、注意が必要です。
打ち水は、日差しの弱い朝や夕方に行いましょう。

●除湿する

日本の夏は不快指数が高いといわれるのは、湿度が高いからです。
湿度が高いと、汗をかいてもなかなか蒸発しないため、気化熱で体温を下げられません。
室温が同じでも、湿度が下がれば体感的には涼しく、過ごしやすくなるので、エアコンを使わない場合は除湿しましょう。
窓を開けて換気したり、炭・重曹・新聞紙・珪藻土といった湿気を吸ってくれるアイテムを置いたり、除湿機を使ったりして、湿度を下げると快適になります。

暑さ対策のおすすめグッズ

●サーキュレーター

夏場の暑さ対策には、サーキュレーターをおすすめします。
広い範囲に優しい風を送る扇風機と違って、サーキュレーターは、強い風を真っ直ぐ送れるアイテムです。
床置きしても天井まで風が届くため、部屋に1台置いておけば、エアコンの冷たい風を部屋中に循環させたり、風がない日に空気の流れを作り出して換気したりできます。

●冷感・冷却アイテム

・冷感枕カバー
・冷感敷きパッド
・ネックバンド型の保冷剤
・小型扇風機
・冷感タオル
・冷却スプレー
など、体を冷やしたり、体感温度を下げたりしてくれるアイテムを揃えるのもおすすめです。

持ち運びができるタイプのグッズであれば、室内だけでなく、通勤・通学・遊びなどで外出するときも、暑さを和らげられます。
さまざまな商品があるため、使いやすいもの、デザインが好みに合うもの、評判の良いものを試しましょう。

まとめ

夏の暑さを我慢で乗り切ろうとしても、熱中症になるだけです。
室温は直射日光や換気不足で上昇するため、夏場はカーテンを閉めて日差しを遮り、こまめに窓を開けて室内の熱気を逃がしましょう。

また、サーキュレーターで空気を循環させたり、窓の断熱を高めたりすれば、エアコンの冷却効率が良くなりますし、通気性の良い衣類や冷感グッズを使うと体感温度も下げられます。
複数の暑さ対策を組み合わせて、猛暑を乗り切りましょう。

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