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新婚生活の生活費はどれくらい?平均的な生活費と節約のコツを紹介

2023.04.28

新婚生活の生活費はどれくらい?平均的な生活費と節約のコツを紹介

もともと同棲をしている場合は別ですが、結婚をすると、別の場所で暮らしていた2人が同じ場所・家計で生活することになります。

そこで重要になってくるのが、生活費の把握です。
新婚生活を始めるに当たって、世間一般的にどれくらいのお金が必要になるのか、毎月の生活費がいくらなのかを知っておけば、お金のことで頭を悩ませることなく新生活をスタートできます。

今回は、新婚夫婦の平均的な生活費や、生活費を節約するためのポイント等を押さえましょう。

結婚するなら知っておきたい!新婚夫婦の平均的な生活費

内閣府が発表している調査結果によると、日本の平均初婚年齢は、夫31歳・妻29.4歳です。※1

そこで、毎年総務省によって調査・公表されている家計に関する調査結果から、
・世帯主の年齢が25~34歳
・世帯人数2人以上
という世帯の生活費を抜き出すと、以下のような結果になりました。※2

項目 1ヵ月の出費
食費 6万3,918円
住居費 3万460円
光熱・水道費 1万9,243円
家具・家事用品 1万2,013円
被服及び履物 1万328円
保健医療 1万1,714円
交通・通信 4万3,275円
教育 5,164円
教養娯楽 2万4,700円
その他の消費支出 4万699円

合計すると、1ヵ月の生活費は26万1,514円です。
ただし、上記のデータは、世帯人数の平均が3人を越えています。
お子さんがいる世帯といない世帯、持ち家で暮らす世帯と賃貸で暮らす世帯も混ざっているため、新婚夫婦の生活費は、平均より安くなると思っておいた方が良いでしょう。
20代から30代にかけての期間、月26万円以上の収入があれば、平均的な暮らしを送れると考えておけば間違いありません。

※1 内閣府:令和4年版少子化社会対策白書 婚姻・出産の状況
https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/whitepaper/measures/w-2022/r04pdfhonpen/pdf/s1-3.pdf

※2 総務省統計局:家計調査年報 家計収支編 2人以上の世帯:世帯主の年齢階級別
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200561&tstat=000000330001&cycle=7&year=20220&month=0&tclass1=000000330001&tclass2=000000330004&tclass3=000000330005&result_back=1&cycle_facet=tclass1&tclass4val=0

新婚生活をスタートするために必要なお金

●新居の購入・契約費用

新婚生活をスタートするにあたって、まず必要になるのが住居費です。
もともと、どちらかが借りている・持っている家に引っ越す場合は別ですが、家を買ったり二人で暮らす賃貸を契約したりする場合は、住宅ローンを組んだり敷金と礼金を支払ったりする必要があります。
不動産の購入時は、本体価格とは別に、本体価格の10%ほどの手数料が必要です。
敷金や礼金の額は地域によって違いものの、おおよそ家賃の3ヵ月から半年分を用意しておけば良いでしょう。

●引っ越し費用

結婚を機に引っ越しをする場合、引っ越し費用も必要です。
ただ、新婚夫婦の引っ越し代は、単身の引っ越し費用2人分。
引っ越すにあたって家具や家電を処分するケースも多いので、実はそれほど高くはなりません。
県をまたぐような長距離の引っ越しでなければ、引っ越し費用2人でも、6万円から8万円程度で新居に移れるでしょう。

●家具・家電など生活用品の購入

新婚生活を始めるとき、最もお金がかかるのが、新居で使う家具や家電などの購入費です。
2人用の家具は単身者用の家具よりもサイズが大きく、価格も高いので、予算を決めていないと簡単に数十万円を越えてしまいます。
ベッドやテーブル、収納にカーペットといった多くの家具を揃えるためには、40万円から60万円ほど必要です。
必要に応じて型落ちの家具や家電を選んだり、新居で使えるものを持ち寄ったりして、できる範囲で節約しましょう。

新婚夫婦でも無理なく始められる生活費の節約アイデア

●固定費を減らす

  • ジムの会員費
  • マンガ・雑誌・ビデオなどのサブスクリプション料金
  • スマホの料金プラン
  • 自宅で使うネット回線の通信費
  • 保険料

など、毎月支払う固定費の中には、「結婚すると家族会員にできるもの」が少なくありません。
どちらかの名義で契約し、家族会員になったほうが安くなる固定費に関しては、結婚を機に契約プランや内容を見直しましょう。

また、スマホやPCの使用量を考えて、通信量が余っていたらより小さなプランに変更したり、余計なオプションを削ったりするのも効果的です。
毎月5,000円固定費を節約できると、年間6万円の余裕が生まれます。

固定費は、普段中々見直す機会のないお金です。
結婚を機に、思わぬところで無駄遣いしていないか、チェックすることをおすすめします。

●家計簿を付けて新生活の収支を把握する

新婚夫婦が生活費を抑えるためには、家計簿を付けることが大切です。
なぜなら、家計簿を付けることで、何にお金を使っているのか、最低限どういったお金が必要なのかをお互いが把握できるから。
たとえば、多くの男性は、女性が月にどれくらいの化粧品などを買うのか、具体的な金額まではイメージできていません。
支出の内容が分かっていれば、お互いに相談しあって「これは相手にとって削れないお金だから節約しない」「これは削れるお金だから節約する」という選択ができるようになります。

単純に、「自分の生活費×2倍」が家計になると考えていたら、無駄な出費と必要な出費の仕分けができません。
家計簿を作り、毎月夫婦で見直して、新婚生活にとってベストな収入と支出のバランスを見極めていきましょう。

●お小遣い制にしてお金の使い過ぎを防ぐ

結婚すると、それまで全額自由に使っていた自分の収入を、「家計のためのお金」と「自分のためのお金」に分ける必要が出てきます。
ただ、口座や財布の中にお金があると、つい使い過ぎてしまうという方も多いです。
そこで、新婚生活の生活費を節約したい場合は、お小遣い制を導入しましょう。
使って良い金額を決めておけば、その金額内でやりくりするようになるため、お金の使い過ぎを防げます。

なお、お小遣い制を導入するときは、「どのお金を家計から出すか」も決めておきましょう。
美容室やお弁当代などを家計費にしておけば、お小遣いの額が少なくても不満が出づらくなります。

●料金プランの安い電力会社やガス会社を探す

電力やガスが自由化されているため、日本ではどの地域に住んでいても好きな電力会社やガス会社と契約できます。
会社によって料金が違い、セットで申し込むと割引を適用してもらえる場合もあるので、結婚したら自分たちにとって使いやすい料金プランの電力会社・ガス会社を探しましょう。
また、こまめに電気を消したり、消費電力の低い家電を選んだりするのも、節約のポイントです。

●自炊する

手間はかかりますが、自炊をするとある程度、食費を抑えられます。
週末におかずを作り置きしておいたり、セール品や業務用スーパーの食品を活用したりすれば、栄養バランスや味を自分好みに整えつつ、食費を節約できるのでおすすめです。
また、自炊を始めると、買い置きしている食材を消費する必要があるので、外食の頻度も減っていきます。

長い目で見るとマイホームの購入も節約になる

もし、長い目で見て快適な生活を送りたいと考えているなら、賃貸ではなく持ち家を購入するのもおすすめです。
賃貸だと老後も家賃の支払いが必要になりますが、持ち家のローンを完済してしまえば、維持費だけで暮らしていけます。

また、家賃と同額のローンを支払うと、賃貸物件よりも広い家で暮らせるのもポイントです。
家が広いと生活の質が上がりますし、持ち家ならDIY等も自由にできるので、転居や転勤の予定がなければ、住宅の購入も検討してみましょう。

まとめ

新婚生活の生活費は、夫婦の収入が月26万円あれば十分です。

ただし、新生活の準備には、70万円程度のお金がかかります。
結婚した直後は何かとお金が入り用ですし、子どもができれば教育費等も必要です。

結婚したら、家計簿を付けたり、固定費の見直しをしたり、家を買ったりして、無理のない範囲で節約にもチャレンジしていきましょう。

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