column 777. 子育て

子供がつけてしまった家の中の落書きを上手に消す方法と対策方法

2021.12.29

子供がつけてしまった家の中の落書きを上手に消す方法と対策方法

小さなお子さんは行動力の塊です。少し目を離しただけで壁や床が落書きだらけになってしまったという経験をお持ちの方も多いでしょう。

ただし、家族からすればかわいらしい落書きも、放置するとどんどん落としづらくなってしまいます。
落書きだらけの住宅は、将来不動産を売却する際の支障になることもあるため、できればきれいな状態を保てるようになりましょう。

今回は、壁の落書きを上手に落とす方法を画材の種類ごとに解説しつつ、お子さんの落書き対策もご紹介していきます。

壁紙の落書きは消せるのか?

結論からいうと、壁紙の落書きはクリーニング可能です。
画材によって使われている素材が違うため、画材の種類に合わせて掃除方法を工夫する必要はあるものの、描かれてすぐなら簡単に壁紙を元の状態に戻せます。

ただ、落書きをしてから長時間放置されたものに関しては、落書きが固着したりホコリを巻き込んだりして落としづらくなってしまうので、注意が必要です。
基本的には「落書きを見つけたらすぐに掃除する」ことを意識しておくと良いでしょう。

また、強い力で落書きを行い、壁紙が凹んでいる場合は掃除だけだと元に戻りません。必要に応じて壁用の補修材や予備の壁紙を用意しておくのもおすすめです。

壁紙の落書きを消す方法

●クレヨンの落書きの消し方

クレヨンの落書きは、クレヨン自体が水性か油性かに応じて掃除の仕方を変える必要があります。
水性クレヨンの場合、水で濡らしたスポンジやタオル、歯ブラシを使って優しくこすりましょう。
力を入れてこすってしまうと、汚れが広がったり壁に傷がついてしまったりする可能性があるからです。
できれば小さな範囲ごとに少しずつ汚れを落としてことをおすすめします。
つるつるした素材の壁紙でも、凸凹した壁紙でも掃除の仕方は同じです。

油性クレヨンの場合、水で濡らしたスポンジなどを使っても全く汚れが落ちません。
そのため、油を溶かす除光液やクレンジングオイル、漂白剤などを使って優しくタオルなどでこすりましょう。
ただし、壁紙に除光液を使うと色落ちしてしまう場合があるので要注意。
油を溶かす、洗剤を使う、布で乾拭きと何度かに分けて作業をすると、壁紙の劣化を防ぎつつクレヨンの汚れをきれいに落とせるのでおすすめです。

●油性ペン・ボールペンの落書きの消し方

油性ペンやボールペンの落書きは、エタノール・除光液・クレンジングオイルなどで油性の成分を浮かせればきれいに落とせます。
基本的には柔らかい素材のメラミンスポンジやタオルなどを使い、軽くこすっても汚れが落ちない場合に歯ブラシを使うのがおすすめです。
落書きしてからある程度の時間が経過しているときは、クレンジングオイルなどを馴染ませた布を落書き部分に当て、少し待って汚れが浮いてくるのを待ちましょう。

そのほか、身の回りにあるもので使えるのが、みかんやレモンといった柑橘類の皮です。
柑橘類の皮にはリモネンという成分が含まれており、リモネンは油汚れを溶かしてくれます。
除光液やエタノールに比べて香りが優しいため、エタノール・除光液・クレンジングオイルなどの匂いが苦手な場合は、果物の皮で代用しても良いでしょう。
なお、摩擦熱を与えると消えるタイプのボールペンや油性ペンに関しては、ドライヤーの温風を当てるという方法でも落書きを消せます。

●絵の具の落書きの消し方

絵の具の落書きの落とし方は、基本的に水拭きです。
水性絵の具の場合、描かれてから時間がたっていなければ水拭きだけできれいになります。
汚れが固着している場合は、歯ブラシに歯磨き粉や台所用の中性洗剤をつけて絵の具をこすり取り、水拭きと乾拭きで仕上げると良いでしょう。

ご家庭の落書きで油性の絵の具を使う機会はまれですが、油絵の具が壁に付着した場合はクレンジングオイルや除光液を使うのがおすすめです。

●色鉛筆の落書きの消し方

一般的な黒鉛筆の落書きなら消しゴムだけできれいに落とせますが、色鉛筆は素材に油分を含んだロウなどが使われているため、消しゴムを使うとかえって汚れが広がってしまっています。
油性の汚れを取るためには油分を浮かせる必要があるので、色鉛筆に関してはクレンジングオイルや除光液を染み込ませた布で優しく拭き取りましょう。
少し時間を置くと油分が浮かびやすくなるため、汚れが浮いたら後は水拭きや乾拭きで汚れを取るだけです。

上記の方法を試しても落書きを消しきれない場合、クレンジングオイルなどを使った部分にドライヤーを当て、冷えて固まったロウを柔らかくしてからタオルなどを押し付けて汚れを落としましょう。
こすると色が広がってしまう可能性もあるため、できるだけ布を押し付けるようにして取り去るのがポイントです。

●水性ペンの落書きの消し方

水性ペンの落書きに関しては、基本的に水拭きだけで問題ありません。
水拭きをしても落としきれなかった汚れには中性洗剤を使うと良いでしょう。
つるつるとした素材の壁紙を使っている場合は、ガラスクリーナーをタオルや綿棒につけ、落書きされた部分をなぞって消していくという方法もあります。
手間がかかるため、入念にきれいにしたい場所とある程度きれいにしたい場所で掃除の方法を使い分けるのがおすすめです。

落書きを防ぐための対策は?

●落書きを防ぐための対策は?

落書き対策を万全にしたいなら、壁紙を貼り替えてしまいましょう。
コーティングされていて汚れが付着しづらい壁紙や黒板タイプの壁紙など、「好き放題落書きされてもすぐきれいにできる」ものなら掃除も苦になりません。
簡単に汚れを落とせるので、急いでいるときは掃除を後回しにできるのもポイントです。
何より、お子さんが落書きをしても怒る頻度が減るため、親子両方のストレス回避につながります。

また、あえて安価な壁紙を利用し、壁が落書きで一杯になったら定期的に壁紙を貼り替えるという対策もおすすめです。
壁紙自体は1平方メートルあたり数百円で購入できます。
壁紙の貼り替えを家庭内のイベント化してしまえば、楽しみも増えますし落書きをそのままにしておいても気にならなくなるでしょう。

●水性の画材を揃える

お子さんが使う画材の種類を限定するのもおすすめです。
小さいお子さんに落書きをしないように叱っても完璧には守れないため、熱でインクが消えるペンや水性のサインペンなどを用意しましょう。
水性と油性の画材を比べたとき、掃除しやすいのは圧倒的に水性の画材なので、油性の画材を避けるだけでも掃除の手間が楽になります。

●お子さんの手の届かない場所にお絵かき道具を収納する

落書きそのものに対策をしたい場合は、お絵かき用のグッズをお子さんの手が届かない場所に収納するようにしても良いでしょう。
椅子に乗っても手の届かない上部棚などに保管しておけば、気づいたときには壁中に落書きされているといった事態を防げます。
ただ、文房具をすべて片付けるのは困難なので、油性のペンや色鉛筆など、汚れがつくと落としづらい画材のみ収納してしまうのもおすすめです。

まとめ

子供がつけてしまった家の中の落書きは、柔らかいスポンジや布を使った水拭きと乾拭きで落とせます。
また、油性の画材に関しては水拭きでは落とせないので、別途クレンジングオイルなどを使って油分を浮かせる一工夫を入れましょう。

ただ、小さなお子さんの行動を完全にコントロールするのは不可能です。
お絵かき自体はお子さんの感性を育てる良い遊びなので、汚れに強い壁紙を使ったり、水性の画材に統一したりして落書きされても気にならない状態を目指しましょう。

 

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