column 646. 暮らす

秋の味覚の王様といえばマツタケ(松茸)

2019.10.03

秋の味覚の王様といえばマツタケ(松茸)

スポーツの秋、読書の秋、そして食欲の秋。
ということで皆さま、おいしい秋の味覚をしっかり食べていますか?

秋の味覚といえば「きのこ」ですよね。
そしてそんな「きのこ」の代表といえば・・・「マツタケ」ですよね。

「マツタケ」は縄文時代から食べられていた

日本人が縄文時代から食してきたとされる「きのこ類」。
この「マツタケ」も縄文時代から食されていたと考えられています。

弥生時代の遺跡からは、「マツタケ」を模した「土人形」が発見されたそうです。
「土人形」になるほどの人気ぶり、まさに「マツタケ」が古代より愛されていた証ですよね。

万葉集や、古今和歌集などの書籍にもマツタケの句が詠まれていることから、
平安時代には貴族たちの娯楽として「マツタケ狩り」がおこなわれていたのではないかと考えられています。

桃山時代になると、武士も「マツタケ狩り」をしていた様子が記録として残されており、江戸時代には一般大衆も「マツタケ」を食していたことが江戸時代の料理本に記録されています。  

松茸は高級食材ではなかった!?

明治から昭和にかけて活躍した俳人「高浜虚子(たかはまきょし)」は昭和初期にこんな句を残しています。

「取り敢えず 松茸飯を焚くとせん 」。

この句は、「突然訪れた来客をもてなしたい・・・でもお金がないのでそれも出来ない・・・じゃあどうしよう・・・取り敢えず松茸飯でも焚こう・・・」という「高浜虚子」の心を詠った句と言われています。

お金がなくても「取り敢えず」食べられる「松茸飯(まつたけめし)」。

つまり昭和初期のころ、「マツタケ」は誰でも気軽に食べられる食材だったと考えられます。

「マツタケ」を気軽に食べられるなんて、いい時代だったんですね。
「とりあえず松茸飯」、今この時代でも言ってみたいものです。

 

香りと言えばマツタケ

「マツタケ」は「香りマツタケ」と言われるほど素晴らしい香りがあり、収穫期間が約1個月位と短い上に人工栽培が出来ません。

しかも、その年の気候に収穫量が大きく左右されるため、とっても希少価値が高いのです。
そのため必然的に高級になってしまうわけです。

今は「とりあえず」なんて簡単に言えませんが、「マツタケ」が今も昔も秋の味覚の代表であることに違いはありません。

「マツタケの炊き込みご飯」はもちろん、「土瓶蒸し」に「ほうろく焼き」に「炭火焼き」とどんな調理法でも美味しい秋の味覚の代表「マツタケ」。

是非、この秋にご賞味くださいませ。
 

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