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街で見かける『冷やし中華』の豆知識

2019.07.30

街で見かける『冷やし中華』の豆知識

暑い夏の到来とともに売り上げがあがる冷たい麺。
町の中華料理店でも「冷やし中華はじめました」という定番の言葉が見られるようになりましたね。
金糸たまごにキュウリにハムとタップリの具が乗った冷やし中華は、まさに夏の麺の王様。
この時期、必ず一度は食べたくなる麺料理、それが冷やし中華。

冷やし中華の発祥の地

意外と知られていませんが、実は冷し中華発祥の地はなんとここ、仙台なんです。
冷し中華が仙台に誕生したのは、今からおよそ半世紀以上も前の昭和12年のこと。
仙台で中華料理店を営む、中華組合の人たちの間で、「夏になると熱い中華料理ではどうしても売上が落ちてしまう。夏でも売れる中華はないものだろうか」という意見が出たのがきっかけでした。
みんなで出し合ったさまざまなアイディアをまとめ、試行錯誤を繰り返しながら冷やし中華第一号を作ったのが、当時組合長だった龍亭の初代店主と言われています。
ラーメンが10銭だった時代に冷やし中華は25銭と高かったにもかかわらず、大好評を博したそうです。

第二次世界大戦が勃発

しかし、第二次世界大戦が始まると、配給制限により材料が全く手に入らなくなってしまったため、冷やし中華は姿を消してしまいました。
そんな中、昭和20年代の後半になると、もう一度冷やし中華を売り出そうと中華組合は街のそこかしこに冷やし中華と書いたのぼりを立てたり、ポスターを貼ったりと、大々的な宣伝を展開します。
この作戦が見事的中し、冷やし中華は復活を遂げたのです。
このあたりから、具を細切りにしたり、錦糸たまごや紅しょうがで彩りを加えるなど、現在の冷やし中華に近い形になっていきました。 ちなみに山の形のようにする独特の盛り方は富士山をイメージしているそうです。

みちのく三大冷やし麺

仙台の冷やし中華、そして山形の冷やしラーメンと盛岡の盛岡冷麺 、この三種の冷やし麺を合わせて「みちのく三大冷やし麺」と言います。
また、北海道の居酒屋にはラーメンサラダという料理が存在するそうです。いわゆるサラダ感覚の冷やし中華。こちらはマヨネーズが合う一品に仕上がっているそうですよ。
具材やタレをアレンジでき、自分好みの味を楽しめる冷やし中華。 この夏は色々改良を加えてオリジナルの冷やし中華を作ってみてはいかがでしょうか。

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