column 570. 暮らす

桜(さくら)に関する知識を知って風流に過ごそう

2019.04.05

桜(さくら)に関する知識を知って風流に過ごそう

春も本番を迎え、待ちに待った季節がやってきましたね。
「桜」の季節到来です。

江戸時代の俳人、松尾芭蕉はこんな句を詠んでいます。

「さまざまのこと おもひ出す 桜哉(さくらかな)」。

これは芭蕉が若い頃に仕えていた藤堂家の屋敷の庭で詠んだ一句と言われています。

お世話になった亡き主君、良忠公を想い、「満開の桜」を見上げている芭蕉が目に浮かびます。

わたしたちも「桜」を見ると色々なことを思い出しますよね。

「桜」

桜の名前の由来は諸説ありますが、その中でも有名なのは下記に記した二つの説です。

1・ 動詞の「咲(さ)く」に接尾語「ら(「ぼくら」など複数を表す「ら」)がついたという説。

2・ 日本でもっとも古いとされる歴史書「古事記」に出てくる『木花之開耶姫(コノハナノサクヤヒメ)』の「木花」が「桜の花」を意味していたことから「サクヤ」の音が「サクラ」になったという説。

また、この「桜」を辞書で調べると「馬の肉」という意味がのっているのですが、これは「馬の肉」が「桜色」をしているからとか、「桜の咲くころが一番おいしい時期」という理由からだそうです。

「桜湯」

皆様は「桜湯」をご存知でしょうか。

まず、刻んで天日干しにした「桜の樹皮」を「布袋」に入れます。
そしてその「布袋」を水の張ったお鍋で20分少々煮ます。
出来た煮汁を布袋ごと浴槽に入れれば「桜湯」の出来上がりです。

湿疹、打ち身などの炎症のある方にオススメの「お湯」ですよ。

「桜の樹皮」が手に入る方は、是非一度ご自宅でお試しください。

日本人に古くから愛される「桜」。

「桜」は古代から日本人に愛されてきました。

それだけに、「桜」の文字を使用する名詞は沢山あります。

季節を感じさせてくれる上に美味しい「桜餅」。
結婚式などおめでたい席で出される「桜茶」と「桜漬け」。
そして「桜」の開花の時期と重なって色が変わる「桜鯛」に、茹でるとキレイな「桜色」となる「桜海老」。

どれもめでたくて、どれも美味しい食材ですよね。ちなみに「桜海老」は殻ごと食べられるのでカルシウムが豊富ですよ。

「春の季節」の夕飯には「桜の食材」、いかがでしょうか。

「卒業」、「入学」、「就職」、「出会い」と「別れ」、そして「おめでたい時」など、「新たな生活」が始まる時、そこにはいつも「桜」がありました。

松尾芭蕉の句のように様々な思い出を包み込んでくれる「桜」。
これからも沢山の人々の想いをふんわり包んでくれることでしょう。

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