column 537. 暮らす

一年のスタートはお餅から

2019.01.21

一年のスタートはお餅から

気分も晴れやかに新年がスタートしました。ご家族そろって「お餅」を食べている方も多いのではないでしょうか?
新年のスタート、それはまず「お餅」からですよね。我々日本人がこよなく愛する食材「お餅」。
今回は「お餅」についてお話したいと思います。

「お餅」の語源

「お餅」の語源は、「餅飯」と書いて「もちいひ」。
この「もちいひ」を略した「もちひ」と言われています。ですが「もち」の意味は未だ明らかになっていないそうです。
ただ古くから小鳥や昆虫を捕らえるため、竿の先などに塗って用いる粘り気の強い「鳥黐(とりもち)」や、その原材料となる「黐の木(もちのき)」など、粘り気のあるものに「もち」が使われてきました。
このことから「もち」は、粘り気のあるものを意味していたと考えられています。

ちなみに「お餅」は長期保存に適した食べ物であるため「長持ち」の「もち」とする説や、携帯できる飯として「持ち歩く」の「もち」とする説もありますが、これも正確な語源ではないそうです。

その歴史

「お餅」は稲作の伝来とともに東南アジアから伝わったと考えられています。
平安時代になると、白い「つきもち」のほかに、大豆や小豆,胡麻などを加えた「お餅」や、お米の粉を用いた「ちまき」のような「粉餅」が作られました。
その当時「お餅」の原料である「稲」には精霊が宿ると考えられていました。そのため「米」がたくさん詰まった「お餅」は神の象徴であり、人々は豊作や健康へ祈りを「お餅」に込めたそうです。
その名残を今に伝えるのが室町時代に出来たと言われる「鏡餅」です。
この「鏡餅」は、神社に祭られていた聖なる丸い鏡「神鏡」をイメージして「丸い形のお餅」になったと言われています。
こうして神聖な食材とされたことから「お正月」や「お祭り」などのめでたい日に「お餅」を食べる習慣が誕生したのです。
しかし「お米」が高価だった時代が続いたため、庶民たちは中々「御餅」を食べる事ができなかったそうです。
その後、江戸時代に入り、やっと階級を問わず庶民の間でも「御餅」が食べられるようになります。
そしてお正月を「お雑煮」や「鏡餅」で祝う習慣が日本全国に広がったのです。

「お餅」には難点が・・・

この「お餅」ですが、少々難点があります。
それは「カビ」が生えやすいこと。
とくに今の時期は各家庭で大量の「お餅」があまってしまいますよね。
そんな「お餅」を「カビ」から守るには冷凍保存がオススメです。ラップでしっかり覆ってフリーザーパックに入れて冷凍庫。
これで大丈夫です。

新年のスタートになくてはならない食材「お餅」。しっかり保存して、いつまでもおいしく楽しんでくださいね。

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