column 277. 暮らす

カビが体に及ぼす影響

2017.05.26

カビが体に及ぼす影響

湿気が多い梅雨や台風が多い時期などは、湿気対策をしているにも関わらず気が付くとカビが生えていることがあります。
そんな時、カビを見つけても、放っていませんか?
カビは、放置すると身体に影響を与えてしまうこともあるのです。
カビによってもたらされる病気や症状について、どんなものがあるか紹介します。

有害なカビと無害なカビ

カビは数万種類も存在すると言われていて、そのほとんどは人体には無害で、むしろ有益な働きをするものです。
例えば私たちが口にするゴルゴンゾーラチーズはアオカビ、カマンベールチーズはシロカビを用いて食品に作用して風味を与えています。
酵母や麹菌などもカビの一種で、発酵させたりするのには欠かせないものです。
しかし良いカビもいる反面、体に悪影響を及ぼすカビもいます。例えば私たちがよく目にするカビは「ケカビ」と呼ばれるカビで、空気中によくいるカビです。
このカビは場合によっては肺などの疾患の原因にもなりえるものです。
また、「クロカビ」と呼ばれる主に土壌などに常在するカビは、住宅の壁などにも生えやすく、浴室やキッチンなどのぬめりのもととなります。
このカビは主に皮膚病の原因になる場合があります。
このようにカビは人体に影響を与えとしまうものもあります。

更にカビは抵抗力が弱った体にはかなりの効率で感染しますので、それによって様々な病気や感染症を引き起こす事もあります。

カビが及ぼす影響

カビによる人体への影響として、カビそのものによる感染症と、カビによるアレルギー反応の2種類が挙げられます。
カビの感染でおきる病気としては、真菌性肺炎、白癬菌(はくせんきん)による皮膚真菌症である、いわゆる水虫、食道炎や胃腸炎、髄膜炎などがあります。
カビによるアレルギーは、喘息、アトピー、アレルギー性鼻炎などです。
カビによる感染症は免疫が低下した人に多いですが、カビによるアレルギーや、カビによって起きる喘息やアトピーなどの症状悪化は、免疫力に関係なく起きてしまいます。

カビ対策

生活空間をきれいに保つことが大切。何よりもカビが好むような環境にしないことが第一です。そのための具体的な方法をご紹介します。
◇部屋の湿度を50%前後に保つ
天気に応じて十分な換気を行い、必要があれば除湿機などを使いましょう。

◇布団などの寝具を手入れする
天日干しや押入れに乾燥剤、布団乾燥機を使いましょう。

◇押入れや物置の湿気予防をする
つい放置しがちな押入れ、物置。ジメジメした状態になるとカビが繁殖するので、定期的に換気することを忘れずに。

◇水周りのカビを増やさない
水周りを濡れたまま放置せず、乾燥に努めることも有効。また、適宜カビを殺す効果のある洗剤などを使って、清潔に保ちましょう。

 

 

 

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