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そうめんで夏を乗り切る生活の知恵!

2019.08.07

そうめんで夏を乗り切る生活の知恵!

8月、夏もピークに入り、暑い日が続くようになってきました。暑い夏にはやっぱり冷たいものが恋しくなりますよね。

そんな夏を代表する冷たいものと言えばそうめんですよね。

氷を入れてキンキンに冷やしたそうめんをダシの効いたつゆと一緒にツルっと体の中に流し込む。
ヒンヤリとしたそうめんがのどを通ると何故か「あ~」と声を出してしまいますよね。

あの安らぎの時間を過ごせば、いつのまにか暑さも忘れてしまいます。

「そうめん」の歴史

そうめんを始め、うどんなどの麺類の原型は、奈良時代に中国から遣唐使によって伝えられたと言われています。
それを裏づけるかのような伝説が古都、奈良県に残っているそうです。

当時の都、平城京から南に20km行ったところにある奈良県の桜井市。
ここ「三輪そうめん(みわそうめん)」の産地として知られる一帯に日本最古の神社といわれる大神神社(おおみわじんじゃ)があります。
 

大神神社(おおみわじんじゃ)

この大神神社(おおみわじんじゃ)には、御祭神の「大物主神(おおものぬしのおおかみ)」をはじめ、酒の神様、農耕の神様など、古代日本の産業を作った神様がたくさん鎮座されています。

今から約千数百年前、大神神社(おおみわじんじゃ)の第12代の宮司、大神朝臣狭井久佐(おおみわのあそん・さいくさ)の次男に穀主(たねぬし)という人がいました。

伝説によると、この殻主(たねぬし)が飢饉と疫病に苦しむ人々の救済を神に祈願したところ神の啓示を賜ります。

啓示を賜った殻主(たねぬし)は、三輪の里の肥沃な土地と三輪山(みわやま)から流れ出る巻向川(まきむくがわ)と初瀬川(はつせがわ)の清流を使用し、小麦粉を原料に日本で初めてそうめんを作ることに成功しました。

乾燥させて作るそうめんは長期保存にも適していたため、飢饉に苦しむ多くの人々を救ったと言われているのです。  

ト定祭(ぼくじょうさい)

これが縁で大神神社(おおみわじんじゃ)では毎年2月5日にその年のそうめん相場を御神前で行う神事「ト定祭(ぼくじょうさい)」が執り行われています。

また夏の終わりには年中行事を締めくくる感謝祭が行われ、一年の営みを無事に過ごすことができた喜びを表すそうめん踊りが御神前へ奉納されるそうです。

千年以上も前に作られたそうめんが姿をかえず、今現在も愛され続けているなんてすごいことですよね。

そんなそうめんを生み出し、多くの命を救った殻主(からぬし)、本当に偉大な存在です。

夏バテで体がまいっているときでもサッと作ってスッと食べることができるそうめん。
いつまでも夏を乗り切る強い味方として私たちのそばにいてほしいものです。  

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