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夏の風物詩『藪入り』とは?日常使える豆知識をご紹介

2019.07.17

夏の風物詩『藪入り』とは?日常使える豆知識をご紹介

昔のことですな、かわいい一人息子、十にも満たないあどけない一人息子を他人の家で三年間修行させる行事があったわけです。
こりゃもう大変ですよ。三年経って初めて我が家へ帰って来るという「薮入り」というやつですな。
盆と正月にこの「薮入り」がありますが、厳しい家で修行なんてことになると「里心がつかんように」なんて言われて、三年間なかなか家へ帰ることができません。
三年ぶりに一人息子が帰って来るとなったら、そりゃあもう一番気になるのは親の方ですな。三年ぶりに一人息子に会えるってことで、前の晩なんかまず寝られません。

「藪入り」

冒頭の話は上方落語「薮入り」の枕詞です。
「薮入り」とは奉公人(修行に出された子供)が正月及び、お盆の16日前後に暇を許されて、都から地方の田舎に帰ることを言います。
当時の奉公人には土曜や日曜などがありませんし、もちろん有給休暇などが与えられることもありません。
そんな彼らが待ちに待っているのがこの「薮入り」です。公に認められた休日ですから、彼らは喜び勇んで親元へ帰りました。

「藪入り」の意味

「薮入り」には幾つかの意味が合って、奉公に出ていた子供たちが親元へ帰る意味のほかにも、嫁にいった娘が親元へ帰るといった意味や、
武家の屋敷に奉公している娘が親元へ帰る【宿下り(やどくだり)、宿下がり(やどさがり)ともいう】意味などもあります。
当時の子供たちは大体十歳くらいから各種の技術を持った親方や商店へ奉公に出ます。
奉公は住み込みですから当然親元を離れることになります。
当たり前のことですが、やはり子供や親にとっては大変厳しく辛い行事の一つだったでしょうね。

家族に会える時は喜びもひとしお

そんな「薮入り」のときは、奉公人を返す店の主人の方も「しっかりやってくれています」という気持ちを込めて小遣いや手土産を持たせて帰します。
そしてその子を待つ親の方でも子供の好きな食べ物やらを用意して歓迎するのです。
「かわいい子には旅をさせろ」なんてよく言いますが、それでも十歳くらいの子どもと離れ離れになるなんて、これはこれでまた結構辛いですよね。
「藪入り」で帰ってきた子供と過ごす時間は本当に嬉しいひとときだったに違いありません。
今でこそ見られなくなった「薮入り」ですが、今も昔も子を思う親の気持ちにかわりはありません。
同じときを過ごすことはとっても大事なことです。皆さんも家族団欒の時間を大切に過ごしてくださいね。

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