後悔しない土地の探し方!土地選びの流れやポイントを解説
今回は、後悔しない土地選びの基礎知識として、土地探しの流れや、土地の探し方、土地を見比べる際のポイントを解説します。
2024.03.19
一戸建てもマンションも、基本的には「マイホームが欲しい」と思ったときが買いどきです。
ただし、家を購入すると、良くも悪くも人生設計や暮らし方が大きく変わります。
何となく新居の購入を決意した結果、「もっと早く家を買えば良かった」「早まるべきではなかった」と後悔する人も少なくありません。
そこで今回は、「いつ家を買うべきなのか」を判断する際に役立つ、家を買うタイミングごとのメリットや注意点を解説していきます。
住宅購入のきっかけとして、非常に多いのが、
といったライフイベントに合わせた購入です。
通常なら手を出せない価格の家を買うためには、何らかの一大決心が必要になります。
人生の節目となるライフイベントに直面したとき、「せっかくならこの機会に」と家の購入を考える人は少なくありません。
しかし、どのライフイベントに照準を合わせるかによって、住宅購入の難易度や選べる物件の幅が変わってきます。
まずは、代表的なライフイベントに合わせた住宅購入のメリットと、それぞれのデメリットを押さえていきましょう。
婚約、または結婚と同時に新居を購入するメリットは、引っ越しの手間を軽減できること、そして若いうちにローンを完済できることです。
基本的に、結婚をすると夫婦で一緒に住むことになるため、どちらにしろ引っ越しが必要になります。
引っ越し作業は大変ですし、お金もかかるため、家を買うことで引っ越しの回数を抑えるのは、十分合理的な考えといって良いでしょう。
新居を探す際の話し合いを通じて、結婚相手の金銭感覚や住まいに求める条件、重要な話し合いに対するスタンスなどをチェックできるというメリットもあります。
また、たとえば25歳で住宅ローンを利用した場合、35年ローンを組んでも完済時の年齢は60歳です。
若い内にローンを組めば、その分ローンのない生活を長く送れます。
老後資金に余裕を持たせたい場合は、早目の住宅購入を検討した方が良いでしょう。
一方、結婚と同時に新居を買うと、
といった悩みが生じる場合もあります。
若いうちは二人で働いていても収入にあまり余裕がないというケースが少なくありません。
張り切りすぎて無理なローンを組むと、住宅ローンの滞納や物件の差し押さえもあり得るので、借入額は慎重に決めましょう。
お子さんの誕生や妊娠をきっかけに、「子育てをするなら一戸建てが欲しい」「子どもが走り回っても、隣近所への迷惑を気にする必要のない住まいが欲しい」といった理由で新居を購入する人も多いです
子どもの誕生を機に一戸建てを買えば、広々とした空間で生活したり、間取りを手直しして家事動線を効率化したりできます。
子育て支援の充実している地域へ移り住み、一時保育や保育園・幼稚園探しといったさまざまなサポートを受けても良いでしょう。
また、子どもの進学に合わせて家を買う人も多いです。
ただし、子育てには想像以上のお金がかかります。
子どもが大きくなるにつれて、習い事・塾・予備校・学費なども増えていくため、資金計画の立て方によっては、生活費を相当切りつめる必要が出てくるでしょう。
好みの物件を見つけられなかったり、新居の建設や引っ越しが新生活の始まりに間に合わなかったりする可能性もあるため、家探しも資金繰りも余裕を持ったスケジュールで進めましょう。
親を介護することになった、または親の介護を見据えて二世帯同居をすることになったから家を買うというケースもあります。
家庭にもよりますが、介護をきっかけにした住宅購入では、親や親族から資金援助を受けられるご家庭が多いようです。
生前贈与の一種として住まいの購入資金を生前贈与してもらう場合もあります。
援助によって頭金が増えれば、その分、選べる物件の数が増えるので、より柔軟な住宅選びができるようになるでしょう。
バリアフリー住宅を購入したり、中古物件をバリアフリー化したりしてしまえば、親族の介護だけでなく、自分の老後生活も快適に過ごせます。
金銭的な問題で家を買う余裕がない、または家を買うきっかけがなかったという人にはおすすめの購入タイミングです。
ただし、一般的な新築住宅や、中古市場に出回っている家のすべてが介護に対応しているわけではありません。
新築の二世帯住宅は高額ですし、中古の住宅なら、大抵の場合、リフォームが必要になります。
住宅購入費用が高くなると、当然返済も大変になってしまうので、不動産業者やファイナンシャルプランナー等と相談して、新居にどこまでお金をかけるべきかを考えておきましょう。
家を買うきっかけとして、意外と多いのが「子どもが巣立った後の買い替え」です。
結婚や出産、子育てなどをきっかけに家を購入したり、夫婦どちらかの実家に同居したりしていると、子どもの独立後に部屋が余ってしまいます。
年を取ると足腰も弱くなりますし、広い家は維持管理が大変なので、コンパクトな平屋や駅近くのマンションに住み替えるというケースも少なくありません。
このケースのメリットは、日々の生活が楽になること。
長年の経験から、「こういう家を買った方が掃除しやすい」「収納はこれくらい欲しい」といった住まいに対する要望が分かっているため、自分たちの生活に合った物件を選べます。
郊外の一戸建てを売って駅前のマンションを買えば、車を使うことなく買い物やお出かけができて便利です。
また、古い家は資産価値が低く、簡単に現金化できません。
築浅物件に住み替えれば、遺産として相続させた家に家族が住まない場合、必要に応じて現金化できます。
ただし、高齢になってからの住み替えは、ローンを組むのが大変です。
年を重ねていればいるほど組めるローンの期間も短くなりますし、審査も厳しくなってしまいます。
30歳・40歳といったキリの良い年齢で家を購入するメリットは、
ことです。
また、会社での地位がある程度、落ち着いていれば、急な転勤などでせっかく買った家から離れなくてはならなくなる心配もありません。
ただ、節目の年を待っている間に病気になり、ローン審査に通らなくなるといったリスクもありますので、住宅ローンを組めるなら、欲しいと思ったタイミングで家を買うのがおすすめです。
昇進・昇給などによって、家計に余裕が出たので住宅購入を決意するというパターンです。
単純に、年収が高くなれば、その分、高額なローンを組めるようになります。
しかし、上がった給与を当てにして高額なローンを組むと、万が一、給与が下がった場合に生活レベルを維持できなくなってしまう点にも注意が必要です。
もともと家を買う予定があり、目標金額を貯めてから住宅購入に踏み切るケースの強みは、ローンの借入額を圧縮できること。
住宅購入まで時間があるので、住まいの要件にもこだわりを出せます。
ただし、長期に渡る節約生活そのものが、ストレスになってしまう人も少なくありません。
また、予定額を貯めるまで時間をかけ過ぎると、年齢の関係でローンを組みづらくなってしまいます。
住宅購入時の注意点は、
ことです。
住宅ローンを利用するうえで、一番避けたいのはローンを滞納してしまうこと。
何らかの事情でローンを返済できなくなると、住居を金融機関に差し押さえられてしまいます。
いくらお金をかけても、家そのものが自分たちのものではなくなってしまっては意味がありません。
家族の生活を守るためにも、ローンを組むときは余裕のある返済計画を立てておくことが大切です。
また、住宅ローンは年齢が高くなればなるほど審査に通りづらくなります。
キリの良い年齢や昇給・昇進を待ってローン審査の難易度を上げてしまうよりは、家が欲しいと思ったタイミングで購入を決断した方が、金銭的にお得です。
とはいえ、いくら家が欲しいと思っても、現実的に返済していけるかどうかは契約者の返済能力次第。
特に、お子さんが生まれたことをきっかけに家を買う場合、返済プランにミスがあると、住宅ローンの返済に追われて子どもの教育費を捻出できないといった事態に陥ることも十分に考えられます。
若くても、年収が低くても、適切な金額のローンを組めばマイホームを購入可能です。
人それぞれ、無理のないローン借入額や月々の生活費は違うので、家を買う場合は「我が家にとって一番負担の少ないローンの組み方」をプロと相談しながら決めましょう。
住宅購入者の平均年齢は、30~40代だといわれています。
しかし、年齢や収入でローンの利用を諦める必要はありません。
大切なのは、「マイホームを購入したい」と思ったときにプロへ相談し、冷静に無理のない返済プランを立てることです。
借入額を控え目にしたり、返済期間を長くしたりすれば、20代でもローンを使って新居を購入できます。
早めに家を買えば、お気に入りの新居で長期間快適に生活できますし、ローン完済後、家賃なしで生活できるので老後も安心です。
新居を購入したいという気持ちがあるなら、不動産業者と話し合って、自分たちに合った資金計画を立てましょう。
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