column 006. 成功談

自己破産前に任意売却をしたお陰で、時間も費用も押さえることが出来ました。

2016.01.13

時間

Tさんは、年を取るとともにギャンブルに熱を入れてしまうようになりました。最初は自分の給与から残るお金でギャンブルをしていたので生活や住宅ローンの支払いに問題はなかったのですが、徐々に生活資金にまで手を出し、とうとうボーナスまで浪費してしまいました。

その結果、住宅ローンのボーナス払いを支払うことが出来ずにローンを滞納してしまいました。

さらに、家族に隠れて消費者金融に多額の借り入れをしていたことが発覚し、自己破産をする事になりました。Tさんは自己破産するから自宅も競売にかかるまで何の対策も取るつもりはなかったのですが、身近な人から「任意売却をすればどうか?」というアドバイスを受け任意売却を進める事になりました。

任意売却の経緯

Tさんは、15年前に念願のマイホームを手に入れました。当時、Tさんの会社は業績が順調でしたので、ボーナス払いの支払い額を多めにして自分が理想とするマイホームを手に入れました。

しかし、次第に会社の業績が落ちて来ると、同時に給与やボーナスが減額となりTさんはそのストレスから、以前はちょっとした趣味程度であったギャンブルに熱をあげて生活が破綻するような浪費をするようになってしまいました。

ギャンブルに浪費した借金の返済はきちんとしていましたが、もう1つの問題である自宅のローンについてまで手が回りませんでした。住宅ローンについては数ヶ月前から滞納しており、Tさん自身は「競売で売ればよい」と考えていました。

しかし、不動産仲介会社に勤務している甥のE君から「任意売却すると競売よりメリットがありますよ」とアドバイスを受けました。そのメリットとは以下の通りです。

  1. 競売より高く売れやすい
  2. 引っ越し費用や引っ越しまでの時間の猶予をもらいやすい
  3. 近所に知られにくい
  4. 破産管財人の費用を削減できる可能性が高い

自己破産時のメリット

Tさんのもう1つの大きな問題である、多額のギャンブルに浪費した借金は、債務整理として任意整理や個人再生も検討しました。しかし、借入額が延滞金を含めて600万円程あり今後の返済も難しいと考えて「自己破産」を選択することになりました。

自己破産は債務整理と大きく異なるメリットがあります。それは、債務整理はあくまで借入額の減額という手段であり、今後も返済は継続されますが自己破産は債務が一切なくなりますので将来の生活に借金返済という金銭的、精神的圧迫がありません。

Tさんは債権者に申し訳ないという懺悔の気持ちを持ちながら自己破産をする事に決めました。

まとめ

Tさんの物件は甥のE君のおかげで競売での予想売却価格よりも2割増で売れるだけでなく、引っ越し費用として50万円を買い主より提供してもらい、引っ越し期間も3ヶ月待ってもらえることになり快適な住居に引っ越しました。

また、自己破産についてもギャンブルで浪費したお金ですので裁判所が破産を許さないという心配もありましたが、問題なく破産もでき600万円の借金がゼロになりました。

さらに、任意売却をせずに破産手続きをしていれば約20万円から30万円位かかる破産管財人の費用もかからずに、短い期間で簡単な手続きである「同時廃止型」の破産ができました。

Tさんは、1つ間違えば家が任意売却より低い売却価格で競売され、引っ越し費用などを用意するだけではなく破産においても破産管財人費用を用意しなければなりませんでした。
しかし、運良く任意売却と破産手続きをスムーズに行うことができましたので、もう一度社会でやり直すチャンスを得たと言えるでしょう。

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