
不動産売却の仲介は地元業者に依頼しよう!近所の業者を選ぶメリット
2025.01.30
不動産売却は、大手業者と契約すれば、何もかも上手く行くというものではありません。
物件によっては、地域密着型で営業を続けている地元の業者にサポートしてもらった方が、良い条件で売れる場合もあります。
そこで重要なのが、仲介業者の違いを知り、自分に合った業者を選べるようになることです。
今回は、不動産売却の仲介を地元業者に依頼するメリットや、地元業者と大手業者の違い等をお伝えします。
不動産を売る時は地元の業者に仲介をお願いしよう
不動産売却について、どの業者に相談すれば良いのか迷ったときは、売りたい物件の近所で営業している、地元の業者に話を持って行きましょう。
なぜなら、一般の方々が売却を考える不動産の多くは、戸建てやマンションといった中小規模の物件や土地で、これらの不動産は、近隣住民に売れる可能性が高いからです。
地域の事情に精通した業者のほうが、その地域に合った売却プランを提案できるため、スムーズに売却できる可能性があります。
大手不動産業者との違い
●地元の業者は地域の不動産事情を詳しく知っている
地元業者と大手業者の最も大きな違いは、地元の業者が地域の市場動向やニーズを把握していること。
大手の不動産業者は、全国に店舗があるため転勤することもありますし、全国規模で不動産を売買しているので、営業マンによっては地域事情に詳しくないことも珍しくありません。
一方、地域密着型の不動産業者は、長年同じ地域で不動産の売買をしています。
地域でどういった物件が人気なのか、どのような宣伝で集客できるのか、買い主が何を重視するのかといった情報を蓄積しているため、効果的な売却戦略を立てられる可能性が高いです。
●大手不動産業者は高額な資産の売却に強い
大手不動産業者の強みは、全国規模のネットワークがあり、大量の顧客情報を抱えていて、宣伝広告の予算にも余裕があること。
そのため、地元の不動産業者ではなかなか買い主の見つからない、富裕層向けの高額物件や、広い物件の売却に強いです。
また、資本力を活かして、売り主向けのキャンペーンやサービスを提供している場合もあります。
同じ不動産業者でも、大手と地元業者ではそれぞれ強みが違うため、売りたい物件に合わせて契約相手を選ぶことが重要です。
不動産売却を地元業者に頼るメリット
●いつでも店頭へ出向いて売却の相談や質問ができる
不動産売却を地元業者にお願いするメリットは、気軽に売却の相談や質問ができること。
物理的に距離が近いと、対面で相談できるため、電話やメールででは上手く言語化できない複雑な疑問や、漠然とした不安なども解消できます。
不動産売却は、業者と契約した後、待つ時間が長いので、慣れていないと不安になりやすい手続きです。
「本当に売れるのか」「問い合わせはあったのか」と不安なまま過ごすよりも、積極的に担当者と話す機会を作って状況を聞く方が、ストレスなく売却手続きを進められます。
●親身な対応を期待できる
地域密着型の業者は、その地域で顧客対応の悪評が立つと商売が立ち行かなくなってしまうため、丁寧な対応を心がけているところが多いです。
また、大手のように対応がマニュアルで画一化されていない場合も多く、柔軟な対応も期待できます。
売り主側の要望に応じて売却プランを検討したり、アドバイスしたりしてくれるため、不動産に合った売却のサポートを受けられるのが、地元業者を選ぶ魅力です。
●地域事情を考慮した売却戦略を立てられる
地元の業者に不動産売却の仲介を頼むメリットとして、地域事情を考慮した売却戦略を立てられるという点もあります。
長年、同じ地域で営業している不動産業者は、顧客や地域住民とのコネクションも強く、どういった物件をどのように宣伝すれば買い主が見つかりやすいのか等も把握しています。
地域に合わせた広告戦略や売却プランを提案できるので、物件の特徴や強みを上手く引き出せば、好条件での売却も可能になるでしょう。
不動産売却を地元業者に任せるデメリット
不動産売却を地元の業者に任せるデメリットは、口コミなどが限られており、どの業者と契約すれば良いのか判断するのが難しいことです。
不動産は、どの業者で売るか、もっと言えば、どの担当者が付くかによって、売却結果が変わります。
そこでおすすめなのが、相見積もりを取ること。
複数の業者に不動産の査定を頼み、対面した担当者の態度や対応、査定価格の根拠などを比較しましょう。
「納得の行く説明をしてもらえる」「話しやすい」と感じた業者と契約すれば、売却の満足度も上がりやすいです。
まとめ
戸建てやマンション、土地といった中小規模の不動産は、メインターゲットが近隣住民なので、土地勘があり、地域の不動産事情に明るい地元業者経由で売ることをおすすめします。
ただし、地元の業者ならどこでも良いというわけではありません。
業者ごとに得意不得意が違い、売り主との相性もあるため、不動産を売る時は複数の地元業者に査定を頼み、対応の良かった業者と仲介の契約を結びましょう。