
不動産売却でチラシを配るメリットは?集客につながるチラシの作り方
2025.01.30不動産売却を成功させる上で、大切な要素の一つが、集客につながる宣伝や広告です。
ただし、一口に不動産の宣伝・広告といっても、その手法にはいくつかの種類があります。
そこで今回取り上げるのが、不動産業界で古くから活用されている、チラシを使った広告手法。
今回は、不動産売却でチラシを配るメリットや、集客につながるチラシ作りのポイントなどをお伝えします。
チラシの配布は代表的な不動産広告手法の一つ
売りたい不動産のチラシを作成し、配布するという宣伝方法は、代表的な不動産広告です。
近年の不動産広告は、オンライン広告が中心となっていますが、新聞の折込広告に不動産業者の店頭掲示、自宅に直接チラシを投函するポスティングの集客力は、オンライン広告に勝るとも劣りません。
むしろ、チラシは、オンライン広告をあまり見ない層にもアプローチできる、貴重な手段です。
不動産を売る時は、チラシとオンライン広告を併用して、集客力を高めましょう。
不動産を売るためにチラシを配るメリット
●物件情報が潜在顧客の手元に残る
チラシのメリットは、物件情報を配った相手の手元に残せることです。
物件広告サイトなどに掲載したオンライン広告は、閲覧者がページをブックマークしたり、スクリーンショットを撮ったり、印刷したりしない限り、次の瞬間には忘れられてしまいます。
しかし、紙のチラシは物理的に残るため、少しでも良い不動産だなと思ってもらえれば、何かのきっかけで問い合わせにつながる可能性があるのです。
●近隣住民に宣伝できる
チラシは、デザインや内容を決め、部数を決めた上で、好きな地域に配れます。
実は、一般住宅は、近隣の地域住民に売れるケースが多いです。
なぜなら、地域に住む方々は、その地域の住みやすさを知っているから。
チラシを配ることで、「近所に良い物件が出たら買いたいな」と考えている方から問い合わせが来るきっかけになったり、「そういえば知り合いがこの地域で家を探していると言っていたな」と思い出した方が、ご近所ネットワークで情報を広めてくれたりする可能性も出てきます。
●今不動産を探していない方にも物件のことを知ってもらえる
チラシの良いところは、今現在不動産を探していない方にも、広告を見てもらえることです。
不動産売却の買い主候補には、「どこか良い物件があれば」「いずれはマイホームを」と考えつつ、物件探しをしていない層も少なくありません。
しかし、チラシを配布し、売却物件に興味を持ってもらえれば、こうした潜在顧客にも購入を検討してもらえます。
集客につながるチラシ作りのポイント
●リフォーム済みであることを明記する
買い主にとって、リフォーム済みの物件は、内装や設備が新しく使いやすいため、魅力的な不動産です。
もし、すでにリフォームをしていたり、売却を決める数年前にリフォームしていたりする場合、いつリフォームをしたのか、どういったリフォームをしたのかなどをチラシで具体的にアピールしましょう。
外観だけでなく、リフォーム部分の写真を載せるのも効果的です。
●瑕疵担保責任保険の加入をアピールする
売り主が瑕疵担保責任保険に加入していると、もし物件の引き渡し後に何か問題が起きたとき、保険金で住まいのトラブルを解決できます。
買い主からすれば、購入後の保証が付いている状態なので、瑕疵担保責任保険に加入しているなら、積極的にチラシでアピールしましょう。
なお、瑕疵担保責任保険は、保証内容等が契約によって異なるため、可能な限り保証の中身を明記することも重要です。
●ホームインスペクションの結果を記載する
住宅診断士という専門家に依頼し、物件の状態や不具合の有無をチェックしてもらう手続きを、ホームインスペクションと呼びます。
ホームインスペクション実施済みの住宅は、購入する前に物件の状態がわかるため、買い主に安心感を与えられる不動産です。
チラシに物件の説明だけを載せても、なかなか興味を引けません。
チラシを配る時は、意識してアピールポイントを作りましょう。
チラシをポスティングするときの注意点
物件広告のチラシをポスティングする際の注意点は、配布するエリアや配布数を吟味することです。
そもそも興味を持ってもらえる可能性の低い相手、低いエリアにチラシを配っても、集客ができません。
年齢や世帯構成、大まかな収入等を考慮して、その地域で家を欲しがる可能性の高い世帯に、チラシを配ることが重要です。
的確なポスティングができるように、チラシを配る際は不動産業者やポスティング業者と相談しましょう。
まとめ
チラシの配布は、近隣住民に物件情報を広められる、効果的な集客方法の一つです。
オンライン上で物件探しをしていない潜在顧客にアプローチできますし、地域住民のネットワークを通じて、情報を拡散してもらえるといったメリットもあります。
ただし、無計画にチラシを配っても、効果は期待できません。
リフォーム内容やインスペクション等のアピールポイントを盛り込みつつ、家を買いそうな年齢・収入・世帯構成の方々が住む地域を調べて、ポスティング先を決めましょう。