
不動産売却の失敗を避けよう!良い業者選びの基準を徹底解説
2024.11.15
不動産をスムーズに売却したり、良い条件で売却したりするためには、信頼できる良い不動産業者と契約する必要があります。
そこで重要なのが、業者選びのポイントを押さえておくことです。
この記事では、不動産売却の失敗を避けるために知っておきたい、良い業者を選ぶための基準や、業者選びの良くある失敗例を共有します。
不動産業者で良い業者を選ぶための基準
●業者の実績が豊富で評判も良い
不動産業者を選ぶ際、確認したいのが、業者の実績です。
取引実績の豊富な業者であれば、不動産売却のノウハウや、地域市場の特徴などを押さえているため、安心して不動産の売却を任せられます。
また、過去の評判や口コミも重要です。
不動産売却では、数ヵ月以上、同じ担当者とやり取りします。
対応や結果に不満を覚えている方が多い業者だと、担当者とのやり取りにもストレスを感じますし、売却結果にも期待を持てません。
●売りたい不動産の売却に長けている
不動産業者にも得意分野があるため、業者を選ぶ時は、売りたい不動産の売却に長けているところと契約することも重要になってきます。
業者のホームページをチェックして、どういった強みをアピールしているのか調べたり、掲載されている物件広告の種類や傾向を確認したり、対面で相談する際に得意分野を尋ねたりして、業者の特徴を把握しましょう。
●担当者の対応が早くコミュニケーションを取りやすい
良い業者を選ぶ基準として、見落としてはならないのが、担当者の対応力と相性です。
査定や相談の段階でレスポンスが遅かったり、コミュニケーションを上手く取れなかったりする場合、その後の手続きや取引はスムーズに進みません。
質問に対する返答が早い、説明がわかりやすい、態度や対応に好感が持てるなど、やり取りしやすいと感じる担当者を選びましょう。
業者の信頼性を判断するポイント
●宅建業の免許を所有している
不動産業者が仲介業を行う場合、宅地建物取引業の免許が必要です。
無免許で営業している業者は、100%悪徳業者であり、契約をしても騙されるだけなので、業者に相談する差異は、事前に免許の有無を確認しましょう。
宅建業の免許は、国土交通省の「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」に、業者のサイトや店舗で掲示されている免許番号、または会社名などを入力すれば調べられます。
免許があれば良い業者というわけではありませんが、少なくとも免許を得ていれば、一定の信頼性があると判断できるのです。
●行政処分を受けていない
不動産業者が宅建業法違反をすると、免許を出している都道府県知事や国土交通大臣によって、行政処分という処罰が下されます。
行政処分に関する情報は、都道府県や国土交通省で公開されており、ネットで検索もできるため、気になる業者を見つけたら過去の処分歴を確認してみましょう。
複数回処分を受けていたり、ここ数年で行政処分の対象になっていたりしたら、契約を避けるのがおすすめです。
●契約条件やデメリット・リスクについて丁寧に説明してくれる
契約条件や不動産売却のデメリット、リスクについても丁寧に説明してくれる不動産業者は、ある程度信頼できます。
なぜなら、デメリットやリスクをあいまいに説明し、不動産業者側に有利な契約を結んだほうが、業者は儲かるからです。
専門用語をわかりやすい言葉に置き換えたり、デメリットやリスクを隠さずに伝えてくれたりする業者なら、誠実な対応を期待できます。
業者選びの良くある失敗例
●仲介手数料の安さだけで選んでしまった
売り主にとって、仲介手数料が安い、または無料等のキャンペーンをしている不動産業者は魅力的です。
しかし、仲介手数料の安さで契約する業者を決めるのは、おすすめできません。
仲介手数料が安いと、売却活動を手抜きされたり、対応を後回しにされたりする可能性があるからです。
不動産業者を選ぶ時は、手数料の安さだけでなく、対応の良さや実績など、複数の基準で判断しましょう。
●相見積もりをしなかった
相見積もりをせず、一社の見積もりだけで契約を決めてしまうのも、良くある不動産売却の失敗例です。
一社の査定で契約を決めた場合、査定結果が市場価格より明らかに安くても、売り主に不利な契約を迫っていても、売り主はおかしな点に気づけません。
しかし、査定結果を比較できれば、明らかに問題のある業者との契約は避けられます。
多少時間はかかりますが、たとえば営業力の低い業者と契約した場合、数ヵ月待っても不動産を売却できないといった事態になるので、業者選びには時間をかけましょう。
まとめ
不動産売却は、業者選びに失敗すると、売却結果も良いものになりません。
だからこそ、不動産売却では、信頼でき、実力も兼ね備えた業者と契約することが重要になってきます。
実績や評判、コミュニケーションの取りやすさ、免許や行政処分歴の有無など、不動産業者の信頼度は、複数の基準でチェックすることが大切です。
不動産業者探しに時間を使って、スムーズな売却を成功させましょう。