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空き家を早く売却したいなら何が必要?不動産売却のポイントを紹介

2024.11.15

空き家を早く売却したいなら何が必要?不動産売却のポイントを紹介

空き家は、持っているだけで税金や維持費がかかるため、早く売却したいと考えている方も多いでしょう。

ただし、空き家の売却は、マイホームの売却よりも難易度が高いです。
十分な準備をせずに売却手続きを進めると、なかなか買い主が見つからずに売れ残ってしまう可能性もあるため、今回は空き家売却のポイントを押さえておきましょう。

空き家を早く売却するための事前準備

●物件の状態をチェックし必要なら修繕を行う

空き家を売却する時は、最初に物件の状態を確認します。
なぜなら、住宅は空き家だと急速に劣化が進み、不具合の多い家は市場で人気がないからです。
空き家をある程度良い条件で売るためには、できるだけ物件に問題のない状態にしてから売り出す必要があります。
外壁のひび割れや雨漏りの有無、給排水の不具合等をチェックし、必要な箇所に最低限の補修をして売り出せば、売却期間を短縮できるでしょう。

●不要な家具や物品を処分する

家具や生活用品などが残っている空き家は、内覧で良い印象を残せません。
荷物が多ければ多いほど、掃除をしていても散らかった印象になってしまうため、空き家を売るときは、早目に不要な家具や物品を処分することが大切です。

ただし、問題なく動くエアコンや食洗機、乾燥機といった、人気のある設備に関しては、ご自身で使う予定がなければ残しておきましょう。
設備ごと引き渡すという特典を、買い主にアピールできるからです。

空き家を早く売るためのポイント

●複数の不動産業者に査定をお願いする

空き家の短期売却を成功させるためには、営業力のある不動産業者と契約する必要があります。
不動産売却は、どの業者と契約するかによって、売却期間や売却価格が左右されるため、売却を急いでいる場合でも、業者選びに時間を使いましょう。

おすすめの方法は、複数の不動産業者に査定をお願いすることです。
査定結果や担当者の態度、説明力等を比較すれば、契約を取るために根拠のない高額査定を行う業者がいたとしても、相場通りの査定ができる業者や、対応の良い業者を選べます。

●物件広告を充実させて買い主の候補を増やす

不動産売却は、買い主の多くがインターネット上の物件広告を見て、気になった場合に内覧の申し込みをするため、物件広告の影響力が大きいです。
写真の枚数が少なかったり、画質が悪かったり、画角が分かりづらかったりすると、魅力的な空き家もなかなか売却できません。

より多くの買い主に興味を持ってもらい、内覧の申し込みをしてもらうためには、プロのカメラマンに撮影を依頼したり、動画を掲載したりすることが効果的です。
また、不動産や地域によっては、インターネット広告よりも、ポスティングの方が成約につながる場合もあります。
広告の種類や内容を充実させて、売れるチャンスを増やしましょう。

内覧や買い主との交渉をスムーズに進めるコツ

●定期的な掃除・換気・室温調整等で内覧の満足度を高める

不動産売却の成約は、内覧の印象で決まると言っても過言ではありません。
空き家を早く売却したいなら、内覧対応を充実させ、内覧の満足度を高めましょう。
具体的には、定期的な掃除や換気を行い、清潔で快適な状態を保つのが基本です。

また、内覧当日は、早目に空き家へ足を運び、あらかじめ窓を開けておいたり、エアコンを使ってより快適な室温にしたり、照明を点けておいたりすることをおすすめします。

●ある程度の値引きに応じる

売却期間を短縮するコツとして、覚えておきたいのが、値引きの使い方です。
多くの場合、不動産の買い主は、値引きを求めてきます。
一切値引きに応じないという姿勢だと、買い主が購入を諦めてしまう可能性が出てくるため、迷っている買い主の背中を押せるように、ある程度の値引きには柔軟に応じましょう。

ただし、値引き額が大きすぎると、売り主が損をしますし、何度も値引きに応じると「もっと値下げできそうだな」と足元を見られてしまいます。
あらかじめ値引きできる金額を決めておき、一度か二度の値引きで成約しなかったら、次の買い主探しに切り替えると良いでしょう。

●買い主の欲しがる情報を伝える

中古の不動産は、安全性や耐久性に不安を持たれやすいため、空き家を売る時は、積極的に住宅性能や不具合の有無を伝えることが重要です。
また、周辺環境や子育てのしやすさ、近所のスーパーに朝の交通量など、生活に役立つ情報を事前に調べておいて、共有するという手もあります。
内装がある程度古びている場合、リフォームの見積もりを取っておき、予算いくらでどの程度の工事ができるか、プランを提示するのもおすすめです。

まとめ

空き家を少しでも早く売却したいときは、現状のチェックをした上で最低限の補修を施し、不要な荷物を処分してから売却手続きを始めましょう。
また、相見積もりで信頼できる不動産業者を選ぶと、その後のやり取りがスムーズに進みます。

物件広告を充実させる、内覧の満足度を高める、最低売却額を決めておいて買い主との交渉を短時間で終えるなど、売り主にできることは多いです。
売却のポイントを押さえて、空き家の早期売却を目指しましょう。

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