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ポスティングの重要性とは?一戸建て売却に向けた広告の使い方

2021.04.08

ポスティングの重要性とは?一戸建て売却に向けた広告の使い方

現代において、不動産広告といえばネット広告を思い浮かべるのが一般的なのではないでしょうか。

ただ、家を売るために効果的な手段がネット広告だけなのかというと、決してそんなことはありません。
たとえば、戸建ての場合は昔ながらのポスティングも十分に有効です。

今回は、一戸建ての売却に向けたポスティングの重要性、不動産売却にチラシを利用するメリットやチラシ制作時の注意点などをご紹介します。

一戸建ての場合はポスティングを活用しよう

ポスティングとは、各住宅のポストにチラシを直接投函するタイプの広告手法です。
新聞の折込チラシやダイレクトメール等も、ポスティングの一種として知られていますが、ポストに入ってくるチラシの大半を捨てているという世帯も少なくありません。

しかし、ビジネス用途に向かない個人所有の一戸建てを購入する可能性が最も高いのは、ポスティングのターゲットとなる近隣住民です。
「一番買ってくれる可能性が高い人に物件を宣伝できる手段」だと考えれば、不動産売却におけるポスティングの重要性をイメージできるのではないでしょうか。

物件広告をチラシで配るメリットとは

●特定の地域住民に物件のことを知ってもらえる

ポスティング広告のメリットは、広告する範囲を限定できることです。
ネットを使った広告は便利ですが、一方で全国・全世界どこからでも閲覧できるため、少しでも物件を値切って転売しようとする人に目をつけられる可能性があります。
日常生活を送りながら、こうした問い合わせや交渉の全てに対応するのは困難です。
しかし、宣伝する地域を絞れば、問い合わせをしてくるのは相場や地域事情を知っている近隣住民だけなので、説明や交渉の手間を減らせます。
また、近隣住民であれば、相場を知っている人が多く、売り出し価格のまま購入してもらえる可能性が高いのもポイントです。

●ネットにうとい層にもアプローチできる

ポスティング広告は、比較的ネットに疎い人や、その時点では家を買う気がない人にもアプローチできるというメリットがあります。
地元の不動産業者に仲介を頼み、近隣にポスティングをすれば、買い物などのついでに来店してもらいやすいのも強みです。

また、毎回配った後にどれだけ反応があったのかデータを取っておくと、ポスティングの範囲を狭めたり前回反応の良かったエリア・属性の世帯に絞って継続的に広告を出したりできます。

チラシ制作時の注意点

●いきなり広い範囲へ大量に配ろうとしない

物件広告のチラシをポスティングする際は、限定的な範囲・枚数から始めましょう。
「近隣住民として興味を持つエリア」や、「住宅購入を検討する世帯」にポスティングできていないと、何千枚チラシを配ったところで問い合わせにはつながりません。
また、ポスティングの範囲と量を増やすと広告費がかさんでしまうので、最初は物件の近くだけに配布しましょう。

●誇大広告などをしない

不動産の広告では、実際の状態よりも良い状態に見せかける「誇大広告」が禁止されています。
築古物件であることを隠したり、売り主や仲介業者が知っている不具合を伏せたりした状態で広告を作ると、処罰の対象になりえるので注意しましょう。
チラシのサイズでは十分な広告をするのが難しいため、基本的には価格や間取りといった事実をそのまま掲載するのがおすすめです。

「新築物件なら建築許可などを受けた後に広告すること」といった宣伝期間の制限もありますが、中古の一戸建てを売却する場合は原則として関係ありません。

●可能であれば売り主の写真を掲載する

ポスティングのデメリットは、残念ながら怪しい広告が多く、広告としての信頼性が低いことです。
そこを解消する一案が、売り主の写真を掲載すること。野菜や肉の生産者表示と同じで、「売り主や不動産業者がどのような人か見てわかる」広告は、見てもらいやすいです。
ただ、プライバシーの問題が絡んでくるため、あくまでもこういった手法があるといった程度に考えておいてください。

ネット広告や店舗対応と連携するのがおすすめ

不動産広告のポスティングは、単体ではなくネット広告や店舗対応を連携するのがおすすめです。
狭い範囲に広告を出せるポスティングと、広大な範囲へ一気に広告を出せるネット広告は、併用することでそれぞれの長所と短所をカバーできます。

また、広告の出来が良くても、問い合わせ後の対応が悪く、購入を断念されては意味がありません。
一戸建てを売るという目的を考えた場合、広告で問い合わせ数を増やしてから店舗対応でいかに具体的な商談へつなげていけるかが重要なので、契約する不動産業者は人柄も見て選びましょう。

まとめ

マンションに比べて立地面の強みが薄く、需要が限られる一戸建ては、意外と近隣住民に売れるケースが多いです。
そこで役立つのが、特定の地域へ継続的に広告を出せるポスティング。
チラシを使ったポスティングは、ネット広告を見ない人にも物件のことを知ってもらえる効果的な手段なので、戸建てを売るときはぜひ積極的に活用しましょう。

 

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