【一戸建てを高く売る秘訣！】給湯器のメンテナンス方法と料金相場まとめ｜永大ハウス工業

給湯器の不調を放っておくと、火災などの重大なトラブルに発展しかねません。構造が複雑な割に自分でできるメンテナンス方法が少なく、外部にあるので普段管理が行き届かない給湯器は、定期的なメンテナンスが必須の設備です。

今回は、給湯器のメンテナンス方法と、メンテナンスにかかる料金相場をまとめました。

給湯器のメンテナンスを怠ると、どのようなリスクがあるのか見ていきましょう。

●給湯器は壊れると火災の原因になる

給湯器は、水道管から取り込んだ水をガスのバーナーで熱するという仕組みを、電気によって管理しています。「水道・電気・ガス」をすべて組み合わせた、意外と複雑なシステムなのです。

ただ、複雑な構造でパーツ数も多いので、基盤が壊れてショートしたり安全装置が壊れてオーバーヒートを起こしたりすると、火災の原因になってしまいます。給湯器が原因で一戸建ての外壁やその他設備が燃えてしまったら、家を高く売るどころではなくなってしまいます。

●耐用年数は10年から15年

給湯器の故障による火災を予防するために、給湯器が壊れないよう定期的にメンテナンスを行いましょう。給湯器の耐用年数は大体10～15年ですが、安全性を考えて10年に一度は交換することをおすすめします。見た目がきれいで使っていて問題を感じていなくても、内部のケーブルや基盤が劣化していることもあるからです。

●故障したものや壊れかけの給湯器を使いつづけるのはNG

もし、お湯を使っていて給湯器から異音や異臭を感じた場合は、すぐに使用をやめて業者を呼びましょう。さきほどお話した通り、給湯器は「水道・電気・ガス」の複合システムなので、知識を持った有資格者でないと安全に修理・交換ができません。放置しても直らないので、問題があるなら修理が必須です。

給湯器のメンテナンス方法をご紹介します。

●給湯器の清掃

給湯器の本体を雑巾などで拭き、きれいにしましょう。汚れがひどい場合は、中性洗剤や食器用洗剤などを使っても構いません。ただし、給湯器の内部には電気の通った基盤があるので、内部に水が入るとショートしてしまいます。掃除をするときは、必ず最後は乾拭きで仕上げましょう。

また、排気口や吸気口まわりにあるゴミやホコリを取り除くことも大切です。

●製造後10年以内なら修理可能

異音や異臭がする、シャワーの温度が不安定になってきた、ガス漏れや水漏れがするなどの問題がある場合はすぐに業者を呼びましょう。

給湯器のメーカーは製造後10年ほど整備や修理用の部品をもっているので、販売されてから10年以内なら修理を受けられる可能性が高いです。

ただ、どれだけきれいに使っていても経年劣化は避けられませんし、古い製品だと修理用のパーツがもう製造されていない場合もあるので、ものによっては修理できないこともあります。

●修理できない場合は給湯器を交換する

修理できない場合は、給湯器を丸ごと取り替えましょう。給湯器本体が壊れた場合はもちろん、室内に設置するリモコンが壊れてしまった場合も給湯器の交換が必要になります。

給湯器の本体とリモコンは対でつくられているので、「リモコンが壊れたから、リモコンだけ取り替える」ことが難しいのです。もちろん比較的新しい製品で、部品が揃っているなら修理も可能ですが、古い給湯器の場合は交換しかありません。

配電や水道管との接続方法など、基本的な設置方法は同じなので、よりコスパの良いメーカー製品を選んだり省エネ性能の高い給湯器に入れ替えたりすることも可能です。

給湯器のメンテナンスにかかる料金相場をご紹介します。

●給湯器の修理にかかる料金は1ヶ所につき4万円前後

給湯器の修理費用は、故障箇所によってまちまちです。電装系・水の制御系・リモコン・安全装置・燃焼系など、場所によって部品代は1,000円から3万円まで幅があります。そのほか、修理の技術料に出張費がかかるので、総額では1ヵ所あたり4万円前後見ておきましょう。

●給湯器の交換費用は20～40万円前後

給湯器の交換費用は、おおよそ20～40万円程度です。給湯器の本体はネット通販で購入できますが、どちらにせよ取り付け工事が必要になるので、あまりおすすめはできません。地元の工務店やリフォーム会社、ガス会社に頼むと割引料金で購入できます。自宅の近くにある業者に頼みましょう。

給湯器も経年劣化します。壊れた給湯器は火災の原因になるので、大きな問題になる前に定期点検や修理、交換をしてトラブルの芽を潰しましょう。軽い掃除以外は自分で対処できないので、何か問題を感じたらすぐに地元の業者に相談することが大切です。メンテナンスで住宅の問題点を減らすことが、一戸建ての高額売却につながります。