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こんな物件は気を付けて!買ってはいけない中古住宅の見分け方と対策ポイント

2023-11-07

こんな物件は気を付けて!買ってはいけない中古住宅の見分け方と対策ポイント

マイホームの選択肢の一つとして、「中古住宅」を検討している方もいらっしゃるでしょう。
中古住宅には、「新築より安い」「立地の選択肢が広がる」といったメリットがある一方で、注意しなければならないリスクも潜んでいます。

住み始めてから後悔しないために、ここで「買ってはいけない中古住宅」のポイントを、土地・建物・構造などの視点から知っておきましょう。

土地で見る「買ってはいけない中古住宅」の特徴

中古住宅を選ぶ時、重要なポイントの一つが「土地」の状態です。
建物が良くても土地が悪ければ、安心して住めなくなるかもしれません。
買ってはいけない中古住宅の土地には、次の特徴が挙げられます。

災害リスクが高い

「地盤が弱い」「河川や海に近い」といった土地は、災害時に大きな被害を受ける可能性があります。

過去に大規模な水害や土砂災害があった土地だと再発のリスクがあるため、できるだけ避けたいところです。

※災害リスクは、自治体などが公表するハザードマップで確認できます。危険度の高い土地にある中古住宅は、買わない方が無難です。

境界が不明瞭

古い住宅地には、隣地との境目があいまいな物件も少なくありません。

境界線が不明確な中古住宅を購入すると、「ブロック塀が越境している」「庭木が越境している」といった近隣トラブルに巻き込まれる可能性があります。

対策
不動産会社や土地家屋調査士に依頼して、境界を確定させることを検討しましょう。
接道義務をクリアしていない

古い住宅地でもう一つ注意したいのが、「接道義務をクリアしているか」という点。

接道義務とは、幅4メートル以上の道路に、その土地が2メートル以上接していることを義務付ける、建築基準法のルールです。

接道義務を満たさない土地だと、増改築や建て替えができません。

「再建築不可」とされている物件に多くみられ、避けた方が良いでしょう。

治安が良くない

小さなお子さんがいる家庭なら、治安の良くないエリアも避けたいところ。

  • 掲示板などに注意書きがされている
  • ポイ捨てが多い
  • 周辺に空き家が多い(犯罪の温床となる可能性)

ほかにも、交通量の多い場所や騒音・振動がひどい地域は、対策できるかも含めて検討しましょう。

建物で見る「買ってはいけない中古住宅」の特徴

建物自体にも、注意すべきポイントがあります。
外観だけでなく、内部の状態や設備も確認しながら物件を選ぶことが大切です。

外観に劣化が目立つ

外壁のひび割れが多かったり、屋根が色褪せていたりと、外観の劣化が目立つ中古住宅は注意が必要です。
雨漏りのリスクや、構造物が腐食している可能性があります。

! 要注意ポイント

なかでも基礎がひび割れしている物件は、避けるべきです。基礎の劣化は耐震性にも大きく影響しますから、しっかりチェックしましょう。

ほかにも、給排水管のサビや水漏れの跡なども確認したいポイントです。

内装の劣化・不具合が多い

内装は、主に設備関係の劣化や不具合がチェックポイントです。
とりわけ、キッチンや浴室、トイレといった水まわりの設備に破損や動作不良があると、修繕や交換に高額な費用がかかることがあります。
ほかにも、窓やドアの開閉不良、年式の古い給湯器やコンセント・照明など電気設備の不具合も、確認しておきたいポイントです。
必要に応じて、リフォームや設備交換費用の見積もりも検討しましょう。

増築している

増築している中古住宅は、念を入れて確認することが大切です。

  • 増築によって建ぺい率や容積率がオーバーしている場合、住宅ローンが利用できなかったり、場合によっては取り壊しや建て替えが求められたりするケースもあります。
  • 増築した継ぎ目から雨漏りが発生したり、耐震性に悪影響を及ぼしたりする可能性もあるでしょう。

もっとも、安全性を高めるための増改築やリフォームをしている物件も多いです。
リフォームの履歴が残っていないかを不動産会社に確認し、不安な点がないかチェックしましょう。

共有部分やゴミ捨て場が汚い

主にマンションの話ですが、エントランスや廊下、ゴミ捨て場が汚い場合、別の物件を探すことをおすすめします。
共用部分やゴミ捨て場は、住環境や住民の質が出る場所です。

エントランスの郵便受けにゴミや大量のチラシが溜まっていたり、廊下やエレベーターにゴミが落ちていたり、ゴミ捨て場が汚れていたりする集合住宅は、住環境が期待できません。

構造で見る「買ってはいけない中古住宅」の特徴

すでに完成している中古住宅は、構造部分を確認するのが難しいものの、調べられる点もいくつかあります。
建物の安全性に直結する部分ですから、以下の点はしっかり確認しましょう。

新耐震基準を満たしていない

耐震性の不足は、致命的な問題です。
とりわけ1981年5月31日以前に建築確認を受けた家は、現行の耐震基準を満たしておらず、大地震で倒壊するリスクがあります。

選ぶべき基準の目安

  • 1981年6月以降の築年数の建物
  • できれば2000年以降(木造住宅の新耐震基準が強化された年)

中古住宅の中には耐震補強工事を実施している物件もありますので、古い家を選ぶ際には工事履歴も確認しましょう。
心配な方は、耐震診断を受けることをおすすめします。

シロアリ被害や水漏れの痕跡がある

! 危険信号

床下やクローゼットの内部、天井付近などにシロアリ被害や雨漏りの痕跡がある中古住宅は、購入を避けましょう。

  • シロアリ:食い荒らされた木造住宅の強度は、基本的には工事をしても戻りません。
  • 雨漏り:家の中まで届く雨漏りは、見えない部分が劣化している証なので、軽視すると危険です。

安全性や費用の面で、こうした家の購入はおすすめしません。

傾き・不同沈下がある

床のきしみが大きかったり、ドアや窓などの建具が開閉しづらかったりする中古住宅は、建物が傾いている可能性があります。
ビー玉を転がして傾きを確認するなど、選ぶときは慎重な判断が求められます。
また、地盤の弱い土地では不同沈下が起きていることも考えられます。
基礎に影響を及ぼしている可能性もあるため、購入を避けた方が無難です。

その他の構造に関するトラブル

結露の多い中古住宅は、カビによる健康被害や構造部が腐食している可能性があります。
また、雨漏りや水漏れ事故が発生した中古住宅も、構造部が腐食して建物の強度が落ちている可能性も否定できません。

ほかにも、鉄骨造りや鉄筋コンクリート造の建物で火事を起こした中古物件の場合、鉄の硬度が弱まっていることも考えられます。
このように、構造に影響を与えそうな過去のトラブルを調べることも大切です。

その他こんなところも注意しよう

上記以外にも、中古住宅を購入する際に調べておきたいポイントを、いくつか紹介します。

周辺環境(騒音・日当たりなど)

「幹線道路が近いため夜もうるさい」「隣に高い建物があって日当たりが悪い」「近くのゴミ置き場からの悪臭がひどい」など、住環境の問題も確認しておきたいポイントです。
曜日や時間帯を変えて足を運ぶと、より詳しい実情が把握できます。

周辺地域の開発計画もチェックしておきたいところ。
たとえば、隣に大きな空き地や駐車場がある立地の場合、将来マンションが建って日当たりが悪くなるといった生活環境に影響を与える可能性があります。

心理的瑕疵

「近隣に墓地や葬儀場がある」「事件などで亡くなった人が住んでいた」といった、住まいとして物理的に問題がないものの「住みたくないと思う方が多い要素」のことを、心理的瑕疵と呼びます。
気にならない方なら問題ないのですが、気になる方は瑕疵のない物件を探しましょう。

売主の信頼性

売主が信頼できる人かどうかも、確認したいポイントです。
仲介する不動産会社の担当者も、物件の魅力ばかりを伝え何かを隠しているような人だと、信頼できないでしょう。
良い点だけでなく、デメリットもしっかりと説明してくれる不動産会社や売主を選ぶことも大切です。

また、売主の瑕疵担保責任も確認しておきたいところ。
中古住宅には、売主に瑕疵担保責任がない物件もあります。
ある場合でも、責任範囲や期間を確認することが大事です。

中古住宅で失敗しないためにできる事前の対策

安心して暮らせる中古住宅を購入するには、事前に対策を立てることも大切です。
住み始めてから後悔しないためにも、以下の点も検討しましょう。

入念に情報収集する

中古住宅選びで失敗を避けるには、気になる不動産を見つけても即決せず、時間をかけて情報収集することが大切です。

  • 内覧のタイミング:在宅者の多い夕方に内覧をすれば、実際に住んだときの状況がわかりやすくなります。
  • 書類確認:物件広告の特約、設備仕様、登記簿謄本、重要事項説明書などを細かく確認し、瑕疵や法的な問題点を事前に把握します。
  • 周辺調査:周辺環境、ハザードマップなども丁寧に調べて、十分に納得してから購入を決めましょう。

専門家に相談する

中古住宅の購入に関して何らかの不安があるときは、専門家に相談するのも一手です。
たとえば、建物の劣化状況や欠陥などに不安がある方は、ホームインスペクション(住宅診断)の利用を検討しましょう。

ホームインスペクション(住宅診断)

建築士などの専門家が建物の劣化状況や欠陥の有無を客観的に診断するサービス。費用はかかりますが、後々のトラブルや高額な修繕費用を防ぐ上で有効です。

その他の専門家

購入価格について不安があれば不動産鑑定士に相談したり、契約内容に疑問があれば弁護士に相談したりと、気になる方はその道のプロにアドバイスを求めると良いでしょう。

まとめ

築年数の古い建物は、それなりに劣化やダメージを受けています。
そうした点を丁寧にリサーチし、問題と対処法を確認した上で購入を決めることが、後悔しない中古住宅選びの鉄則です。

内覧時間に時間をかけたり、プロに調査を依頼したり、不動産業者の意見を聞いたりして、買ってはいけない中古住宅を見極めてから購入する物件を決めましょう。


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