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【2023年最新版】仙台の子育て家庭必見!仙台市の子育て補助金や子育て支援施策

2023.05.16

【2023年最新版】仙台の子育て家庭必見!仙台市の子育て補助金や子育て支援施策

仙台で子育てをしている方、または仙台での子育てを考えている方にとって、重要なのは子育て支援の手厚さです。
子育て支援は国の方策ですが、細かい内容は自治体によって個別に決められています。
住まいを構える自治体によって、受けられる子育て支援や利用できる補助金の種類が変わってくるため、今回は仙台市の子育て支援と、宮城県全体の子育て支援策をそれぞれ押さえていきましょう。

仙台市の子育て支援制度

●妊娠・出産に関する制度

出産育児一時金

出産育児一時金は、お子さんを出産した場合、ひとり当たり50万円支給される制度です。
利用条件は、仙台市の国民健康保険に加入していることで、出産日の翌日から2年以内であれば、役所または出産予定の医療機関で申請できます。
一時金の受け取り方法は、仙台市から医療機関へお金を渡してもらう直接支払制度・受取代理制度と、出産育児一時金を直接世帯主の口座に振り込んでもらうやり方の3通りあります。
直接支払制度・受取代理制度の場合、出産費用と一時金の差額を病院の窓口で支払うだけなので、出産時の出費を大きく抑えられます。

助産制度

助産制度は、出産費用を税金で手助けしてもらえる制度です。
市民税の非課税世帯・生活保護世帯など、経済的な事情で出産費用を用意できない場合、事前に申請すれば市が指定している大学病院や医療センターなどの病院に入院し、出産できます。
市民税が非課税の世帯なら、「2,200円+出産一時金の2割」の自己負担が必要ですが、生活保護世帯だとお金は請求されません。

「杜っ子のびすくプレゼント」

仙台で出産すると、市から出産祝いをもらえます。
出産祝いの中身は、子育て用品や食品等を引き換えられる、オンラインのカタログギフト3万円分です。
仙台市で子どもを産み、住民登録をすれば、特に何か手続きをしなくても2か月ほどで案内状が送られてきます。
案内状は簡易書留で届くため、出産後はこまめに郵便受けをチェックしましょう。

妊婦一般健康診査

妊娠中に受ける健康診査の費用を助成してもらえる制度です。
母子手帳を申請すると、母子手帳と一緒に14回分のチケットが交付されます。
助成額は健診の回数に応じて決まっており、健診費用が助成額以下なら医療機関の窓口でお金を支払うことはありません。
ただし、健診費用が助成額を越えてしまった場合は、自己負担が必要です。

産婦健康診査

産後2週間と産後1ヵ月の計2回、健康診査の費用を5,000円ずつ補助してもらえる制度となっています。
利用条件は、仙台市に住んでいることで、産後に仙台市街へ引っ越すと助成を受けられません。
妊婦一般健康診査と同じく、母子健康手帳を取得する際に2回分のチケットをもらえます。
産後は心身共に健康を崩しやすい時期なので、積極的に健康診査の助成を受けましょう。

里帰り等妊婦健康診査・産婦健康診査・新生児聴覚検査の補助金

仙台市に住んでいる妊婦や産婦の方が、県外の医療機関で「妊婦一般健康診査」「産婦健康診査」「新生児聴覚検査」等の健診を受けた場合、費用の一部を補助してもらえる制度です。
海外での健診費用や、保険適用後の自己負担額、定期的な健診以外に医療機関で使ったお金などは補助の対象になりません。
申請期限は、お子さんが1歳になる誕生日の前日までとなっています。

妊婦歯科健康診査

妊婦歯科健康診査は、仙台市にお住まいの妊婦なら、無料で歯医者に歯を診てもらえる制度です。
診てもらう歯医者は、市の登録医療機関であればどこでも構いません。
事前の電話予約は必要ですが、母子手帳があれば無料で診察してもらえます。

妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)の助成

妊娠中毒症によって妊婦が7日以上入院することになった場合、病院に支払う自己負担の医療費を一部補助してくれる制度です。
利用する場合は、退院後30日以内に区役所で申請をする必要があります。

産後ケア事業

産後ケアは、仙台市に住んでおり、1歳未満のお子さんを持つ母親向けのサービスです。
市が指定している病院や助産所に泊まる宿泊型・日帰りで育児等に関するサポートを受けるデイサービス型・助産師に家まで来てもらう訪問型のサービスがあります。利用料は、宿泊型なら1日5,500円(1泊2日で11,000円)、デイサービス型なら1回3,200円です。
市民税の非課税世帯や生活保護世帯だと、宿泊型1日2,300円、デイサービス型1,400円で利用できます。
利用する際は1週間前までの予約が必須で、予約日の前日午前10時を越えてからのキャンセルや無断でのキャンセルをした場合、利用料と同額のキャンセル料が必要です。

有料ではありますが、子育てのプロに子ども預けられますし、利用期間にも限りがあるため、自分が辛くなる前に活用しましょう。

出産・子育て応援交付金

出産・子育て応援交付金は、「出産応援ギフト5万円相当」「子育て応援ギフト5万円相当」の計10万円分を、お子さんの生まれた家庭に支給する制度です。
2022年4月以降に出産したご家庭が対象となっており、2023年の1月から全国の自治体で順次制度の運用が始まっています。
ギフトの内容は自治体によって変わりますが、仙台市の場合、出産応援給付金・子育て応援給付金共に現金で5万円を支給するという形です。

交付金を受け取るためには、それぞれ個別に申請をする必要があり、出産応援給付金の場合は妊娠中、子育て応援給付金に関しては新生児訪問から3か月後の月末までに手続きをしないと、助成金をもらえません。
申請してから指定した口座に振込が行われるまでは、最大で約1か月かかります。
申請は最寄りの役所に足を運ぶか、電子申請で行います。
妊娠したときの届け出や、新生児訪問の際に制度について案内されるため、忘れずに申請して交付金を受け取りましょう。

なお、出産・子育て応援交付金には所得制限がありません。
世帯の所得に関わらず、2022年4月以降に出産していれば、最大10万円を受け取れます。

両親教室

妊娠・出産・育児に関して、親として知っておきたい知識を学んで交流もできる、無料の体験教室です。
育児の知識は年々アップデートされているため、上のお子さんがいたり、子育てに慣れたご両親や義理のご両親がいたりする場合も参加しておきましょう。
参加人数の上限はあるものの、両親教室は区ごとに開催されています。
電話での直接申し込みまたは、宮城県の電子申請サイトから予約可能です。
子育てに必要な知識を共有するだけでなく、同じ地域に住む妊婦と友達になったり、先輩ママから話を聞いたりする場としても利用されています。

●乳幼児のお子様のいるご家庭向けの制度

離乳食教室

離乳食教室は、お子さんの離乳食について、何を食べさせたら良いか、どういった方法で離乳食を調理するかといった基礎的な話からご家庭ごとの悩みまで相談できる場です。
仙台市内の区ごとに開催場所・開催日が決まっており、利用は先着順となっています。
区によってはオンラインでの参加も可能で、時間は1回あたり40分から1時間半ほどです。
栄養に関する話、レシピの共有などが行われている教室もあるので、お住まいの区ではいつどこで離乳食教室が開催されるのかチェックしておきましょう。

先天性代謝異常等検査

先天性代謝異常等検査は、誕生から4日~6日の新生児を対象にした、先天的な内分泌疾患の有無を調べるための検査です。
採血は自己負担ですが、先天性疾患の検査に関しては無料で受けられます。
検査は出産を行った仙台市内の病院や助産所で実施されるため、母子手帳に付いている検査申込書を産院に提出し、検査を受けましょう。
再検査等が必要になる場合は1週間から2週間ほどで連絡が届き、何も問題がなければ1か月健診等のタイミングで結果を教えてもらえます。

乳児健康診査

2か月児、4~5か月児・8~9か月児の乳児は、仙台市内の登録医療機関で、計3回無料の個別健診を利用可能です。
お子さんの健康状態をチェックし、健やかに育っているかを確認するための検査なので、できるだけ受診しましょう。
なお、お子さん、または付き添いのご両親が体調を崩している場合は、検査を受けられない場合もあります。

フッ化物歯面塗布

生後8か月から1歳6か月の誕生日までの間、1回だけ無料でお子さんの歯にフッ素を塗布してもらえるという制度です。
乳幼児の段階で歯にフッ素を塗ることによって、虫歯に強い歯を育てられます。
8~9か月児健診を受けたお子さんが対象なので、健診を受けるタイミングでフッ化物歯面塗布も済ませてしまいましょう。

幼児診断

1歳6か月・2歳6か月・3歳になったお子さん向けの健康診査と歯科健康診査も、仙台市では無料で受けられます。
診査の案内は、時期になれば役所から送られてくるため、受診票が届いたら期間内に最寄りの区役所や医療機関に足を運びましょう。
また、言語の遅れなど幼児診断で発達等に問題があると判断された場合、相談や再検診のために行われる事後指導教室の案内が届きます。

予防接種

四種混合・小児用肺炎球菌・B型肝炎・BCGなど、お子さんを病気から守るために必要なワクチンの定期予防接種も無料です。
ただし、定期予防接種は、指定された期間内に打たないと自費で打つことになります。
なお、おたふく風邪の予防接種は任意です。
おたふく風邪のワクチンは、満1歳から3歳までの間、自己負担額2,500円で1回受けられます。

●小学生以上のお子様がいるご家庭向けの制度

児童手当

児童手当は、0歳から15歳までのお子さんを育てている場合、子どもの人数に応じた給付金をもらえる制度です。
支給額は子どもひとりにつき月額5,000円~1万5,000円で、所得制限以上の収入がある場合、給付を受けられません。

子ども医療費助成

仙台市では、0歳から15歳までの期間、子どもの医療費を補助してもらえます。
小学校に入学するまでは原則無料ですが、小学校に入ってからは、初診料や入院1日ごとの費用として1日あたり500円の自己負担が必要です。

育児ヘルパーの派遣サポート

産後1年は、育児ヘルパーの利用料も補助してもらえます。
補助金額は、1時間あたり600円です。
利用時間や利用回数の制限はありますが、体調がつらいときや育児のリフレッシュがしたいとき頼りになる制度です。

入学準備金の貸付

経済的な事情から子どもの入学費用を準備するのが苦しい場合、小中学校なら5万円、公立高校は10万円、私立高校だと15万円まで無利子で市に貸してもらえます。
区によって管轄が違うため、詳細はお住まいの地域の区役所に確認しましょう。

●ひとり親世帯向けの制度

ひとり親世帯向けの子育て支援制度には、以下のようなものがあります。

  • 児童手当とは別にひとり親世帯が支給を受けられる児童扶養手当
  • お子さんだけでなく、親の医療費を補助してもらえる母子・父子家庭医療費助成
  • 親の就職支援や介護・生活費等を、無利子または低金利で貸し付けてもらえる制度
  • 家賃の安い市営住宅へ優先的に応募できる特別枠
  • 養育費の未払いを保証してくれる保証会社へ支払う契約料の補助
  • ひとり親世帯向けの相談先等をまとめたサポートブック「うぇるびぃ」の配布
  • 母子家庭の女性がお子さんと一緒に入居できる母子生活支援施設

宮城県全体の子育て支援制度

●訪問指導

妊娠中の方や新生児のいるご家庭は、保健師や助産師の訪問指導を利用可能です。
妊娠中・産後の健康管理や育児に関する相談などを受けてもらえます。

●妊産婦電話相談

祝祭日と年末年始を除いた毎週月曜・水曜・金曜日の13時から19時までの時間、無料で助産師に電話相談できる制度です。
県の助産師会に所属するベテラン助産師が、妊娠中から出産前後の不安まで、幅広く相談に乗ってくれます。

●宮城県不妊・不育専門相談センター

宮城県と仙台市が共同で行っている、不妊や不育症に関する相談先です。
施設は東北大学病院の中にあり、電話相談や面談での相談を受け付けています。

まとめ

仙台市は、妊婦・産婦に向けた子育て支援が充実したエリアです。
ただし、子育て支援や助成金の中には、手続きをしなくても案内が届くものと自分で申請をして利用できるものの両方が存在します。
手厚い子育て支援があっても、その存在を知らなければ十分なサポートは受けられません。
仙台市で妊娠・出産を考えているなら、自分達はどういった子育て支援を利用できるのか調べておきましょう。

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