
おいしいお茶が出回る季節がやってきました。
新茶の季節到来です。
香りといい味といい、色といい、どれをとっても瑞々しく、飲めば口いっぱいに自然が広がる新茶。
この「お茶」の魅力にとりつかれた歴史上の人物もたくさんいます。
その代表が「千利休(せんのりきゅう)」でしょう。
お茶を愛した千利休の逸話
茶の心を世界に広めた千利休には、様々な逸話が残されています。
まず天下統一を成し遂げた武将、豊臣秀吉との逸話をご紹介しましょう。
ある初夏の朝のこと、利休は秀吉に「朝顔が美しいので茶会に来ませんか」と使いを出しました。
秀吉が「満開の朝顔の庭を眺めて茶を飲むのはさぞかし素晴らしいだろう」と楽しみにやって来ると、
庭の朝顔はことごとく切り取られて全くありません。
ガッカリして秀吉が茶室に入ると、床の間に一輪だけ朝顔が生けてあったのです。
一輪であるがゆえに際立つ朝顔の美しさに秀吉は心奪われました。
そんな利休の美学に秀吉は脱帽したというお話です。
こんな話もあります。
秋に庭の落ち葉を掃除していた利休は、きれいに掃き終わったあとに落ち葉をパラパラと撒きました。
「せっかく掃いたのになぜ」と人が尋ねると
「秋の庭には少しくらい落ち葉がある方が自然でいいでしょう」と答えたそうです。
こういったエピソードだけでも千利休という人物の「粋(いき)」を感じられますよね。
お茶の栄養とは
そしてお茶と言えば、ビタミンCにカテキンなど身体に良いと言われる栄養素も盛りだくさん。
緑茶カテキンには殺菌作用があり、虫歯菌の繁殖を防いだり口臭予防にも良いと言われています。
また、緑茶に含まれるカフェインには、判断力や記憶力を高める作用や、
イライラをしずめてくれる作用があると考えられています。
さらに、スポーツの前に緑茶を飲むと脂肪がエネルギー源となって燃焼されるため、
ダイエットに適しているとも言われています。
お茶をおいしく飲む為のポイント
そんなお茶をおいしくいただくポイントをご紹介しましょう。
まず沸騰させた湯を一度冷ましてから急須に注ぎます。
これはお茶のうまみ成分であるアミノ酸を十分に引き出すためです。
やかんや電気ポットのお湯を使う際は、いったん茶碗などに移し、湯冷ましをしてから急須へ移すと良いそうです。
急須に入れたらすぐには注がず、 円を描くように急須を動かしながら茶葉と湯をよく馴染ませましょう。
そして茶碗に「少量ずつ」注ぎ、 色の出具合を見ながら均等に注ぎ分けていきます。
必ず最後の一滴まで絞りきるようにしてください。
この最後の一滴まで絞りきることがおいしいお茶を味わうコツだそうです。
ちなみに、香りをメインに楽しみたい方は摘み取った直後の茶葉を使用しましょう。
コクやうまみをメインに味わいたい方は、少し時間をおいた茶葉を使用すると味に深みが出るそうです。
この時期のティータイムは「新茶」と共に、ごゆっくりとおくつろぎください。