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空き家を解体した空き地を活用する4つの方法

2018.06.05

空き地

空き家のまま土地を遊ばせておいても、毎年、固定資産税が出ていくだけで資産としてはマイナスです。しかし、空き家を解体して空き地にしてしまえば、活用法は無限大。空き地を活用して収入を生み出せば、生活も豊かになるでしょう。ただ、どういうふうに土地を活用すれば良いのかわからない、という人が大勢います。

そこで、今回は空き地の活用法を4つまとめてご紹介します。

活用法1:そのまま売却する

土地に家がある場合、「住宅用地の特例」という制度によって、固定資産税はかなり安くなっています。住宅用地の特例は、人が住むための家があることが前提の制度なので、空き家を解体すると特例は利用できません。翌年から固定資産税が高くなってしまいます。

空き地をただ持っていても高くなった固定資産税の支払いに悩むだけなら、いっそのこと、更地をそのまま売却してしまいましょう。旗竿地やセットバックが必要な土地など、多少難のある土地だと買い手を探すのが大変になってしまいますが、古家付きで土地を売るよりは空き地の方が高く売れます。形の良い土地、人気の高い地域の土地ならば、欲しがる人が多いのでスムーズに現金化できるでしょう。

売って現金にしてしまえば、簡単に分割できるので相続トラブルで揉めることもありません。ただ、土地を売却する場合は、正確にどこからどこまでが自分の土地なのかを確定させる必要があります。専門家と相談することになるので、空き地を売るなら不動産会社に相談しましょう。

活用法2:コインパーキングにする

空き地に建物を建て、活用するほどの予算がない場合におすすめなのが、コインパーキング化してしまうことです。

コインパーキング化は、多くの場合、企業に手持ちの空き地を貸し出し、毎月賃料をもらう代わりにコインパーキングを営む許可を出すという契約です。アスファルトの敷設やコインパーキング用の設備など、持ち出しはすべて企業側がやってくれるので、予算に余裕がなくても気軽に取り組めるのがおすすめの理由です。

自分で設備を導入し、月極等の駐車場にするという方法もありますが、費用と手間を考えるとあまりおすすめできません。月極の青空駐車場なら初期費用ほぼゼロで始められるものの、アスファルトで地面を舗装していない場合、更地と同じ割合で固定資産税がかかります。トラブル対応で昼夜問わず呼び出されることになりますし、駐車する車がなければ収入も入ってきません。

その点、コインパーキングにすれば、間に入っている企業から賃料が入ってくるので、安定した不労所得をゲットできるのです。

活用法3:太陽光発電を設置する

持っているのが田舎の広大な空き地で、そう簡単には活用できそうもないという場合は、太陽光発電の設置を考えてみましょう。個人で発電用の設備を入れるのではなく、太陽光発電をやっている企業に土地を貸し、生まれた収益のいくらかをもらう契約を交わす、という方法がおすすめです。

太陽光発電システムの設置は企業側に任せられますし、日当たりや日照時間などの条件さえ良ければ、ある程度安定した発電量を見込めるので、手軽に収入が手に入ります。

太陽光発電の会社に土地を貸す代わりに、作った電気を売電してできた利益の一部をもらうことになるため、実際には賃貸というよりも性質としては投資に近いです。年間で何日晴れるのかは神のみぞ知ることなので、設置場所や広さは吟味しましょう。

会社を通さず自分で太陽光発電を設置できますが、家の屋根にソーラーパネルを設置する場合と違って、許可の申請や工事がかなり大変です。業者に任せた方が良いでしょう。また、会社によってはずさんな対応をされてしまう可能性もあります。太陽光発電のリスクやリターンをきちんと説明してくれる会社、誠実に対応してくれる会社を探すことが大切です。

活用法4:事業用地として人に貸す

ある程度の広さがあって幹線道路に近い、駅や住宅街から近い場所に土地を持っているといった場合、事業用地として人に貸すという方法もあります。コンビニやファミレス、ガソリンスタンドなどのオーナー、賃貸物件を建てたい不動産会社に土地を貸せば、契約が終わるまで何十年も安定収入を確保できるのです。広い土地なら、事業用地の賃料収入だけで生活できるでしょう。

事業用借地の契約は、10年以上50年未満で好きな年数に決められます。契約期間が終われば土地は戻ってくるので、将来的に自分の家を建ててそこに住むといった将来設計も可能です。

まとめ

「売却」「コインパーキングにする」「太陽光発電を設置する」「事業用地として貸す」という4つの活用法をご紹介しました。空き地は、持っているだけではお金を生み出してくれません。遊ばせておくよりも資産としえ活用し、副収入や不労所得を得る収入源に変えましょう。

ただ、その土地にどういった活用法が向いているのかを見極めるのは困難です。万が一活用できなくてもすぐに売却手続きを進められるよう、空き地活用のアドバイザーとして地元の不動産会社に相談するのがおすすめです。

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