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遠方の不動産を売るときは大手と現地の業者どちらがおすすめ?

2021.07.09

遠方の不動産を売るときは大手と現地の業者どちらがおすすめ?

遠方の不動産を売却する場合、売却活動の大半を不動産業者へ任せます。そこで気になるのが、全国に店舗を持つ大手不動産業者と現地の不動産業者、どちらに依頼した方が良いのかという問題です。

業者に頼る部分が大きいからこそ、不動産売却ではどの業者と契約を交わすかで売却結果も変わってしまいます。
今回は、遠方の不動産売却における、大手・現地の不動産業者それぞれの違いを押さえていきましょう。

遠方にある不動産売却は業者に頼ることが大切

不動産売却は、時間と手間さえかければ業者を頼ることなく個人で手続き可能です。ただし、遠方の土地や建物を売却するためには、不動産の現況を調べて適正価格を求めたり、不動産広告を作って買い主探しをしたりする必要があります。物理的に距離が離れている以上、こまめに現地へ足を運んで買い主探しをするわけにはいきません。そのため、遠方にある不動産の売却では業者をいかにうまく頼るかが重要になってきます。

そこで役立つのが、不動産業者の利用です。業者と契約すれば売却活動を任せられるため、売り主は売買契約の締結日と不動産の引き渡し日に現地へ向かうだけで不動産を売却できます。当然ながら、任せる作業が多いということは、不動産売却の成功も失敗も業者の実力にかかっているということなので、遠方にある不動産の売却では業者の見極めが必要不可欠です。

大手不動産業者に物件を預けるメリット

●全国区の営業力

大手不動産業者に物件を預ける一番のメリットは、規模の大きさを活かした営業力や宣伝力を期待できること。全国各地に店舗を持つ大手不動産業者は、各店舗が持つ顧客情報やネットワークを通じて買い主を探してくれます。「この条件の物件を欲しがる不動産オーナーを知っている」といった情報量が多いのは、大手ならではの強みといって良いでしょう。

また、「全国的に名前が知られている」ことに魅力を覚える売り主・買い主も少なくありません。それまで取引がなくても、とりあえず名前を聞いたことのある不動産業者の元へ物件を探しにいくという買い主は多いので、売り主として条件の合う買い主を見つけられる可能性が高いです。

●近くに店舗があり話を聞きにいきやすい

大手不動産業者は、多くの場合現地にも現在住んでいる地域にも店舗を持っています。もちろん店舗によって、また店舗に在籍している営業マンによって細かい部分は変わってきますが、同じ会社であれば営業スタイルや査定結果もそれほど大きくは変わりません。そのため、近所の店舗に査定を頼んだり、話を聞きにいったりすれば、現地へ足を運ぶ前にある程度「依頼した場合の流れ」や「業者としての雰囲気」などをチェック可能です。「どんな業者なのかわからない」という不安要素を減らせるのは、無視できないメリットとなっています。

現地の不動産業者に物件を預けるメリット

●細かいニーズや地域事情を把握している

現地へ足を運び、現地で営業している不動産業者を選ぶ最大のメリットは、情報の細かさです。営業エリアの広い大手不動産業者と違って、エリアを限定している関係上、現地の不動産業者はより細かい地域の変化や買い主のニーズを把握している場合があります。「最近○○にスーパーができたため生活が便利になった」「街頭が多いため夜間も安心」など、一つひとつは小さくても買い主にとって役立つ情報を所有しており、売買の交渉を進めやすいのが強みです。

●内覧対応を任せられる

たとえば、大手不動産業者の場合、営業エリアとして現地をカバーしていても、店舗自体は離れているというケースがあります。そのため、突発的な内覧に対応できなかったり、土地勘がなく近隣事情について説明できなかったりすることも少なくありません。
しかし、現地の不動産業者なら、物理的に物件と店舗の距離が近いため柔軟な内覧対応が可能ですし、土地勘もあるので案内もスムーズです。

大手と現地業者それぞれの向き不向き

不動産売却において、大手と現地業者はそれぞれ活躍できる場面が違います。一等地など、価格も需要も高い物件に関しては、全国規模のネットワークを持ち豊富な売買実績がある大手不動産業者を頼るのがおすすめです。

しかし、一般的な一戸建てやマンションの売却だと、買い主の大半は一般人なので、地域事情や地域ならではのニーズに精通している現地不動産業者の方が売却を有利に進められるでしょう。現地へ足を運ぶ手間はありますが、信頼できる業者と契約すれば安心して売却活動を任せられるので、遠方の不動産売却では事前に査定をお願いし、現地の対応に好感を覚えた業者と契約することをおすすめします。

まとめ

遠方にある不動産を売るときは、大きなネットワークを持つもののマニュアル対応が多くなりやすい大手ではなく、細やかな対応を期待できる現地の不動産業者に相談するのがおすすめです。

ただし、一社だけの話を聞いても業者の良し悪しはわかりません。近所にある大手不動産業者の店舗を含め、いくつかの業者に見積もりのお願いをしたり話を聞いたりした上で、最終的にどの業者と契約するかを決めましょう。

 

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