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1円でも高く家を売ろう!不動産売却の成否を分ける内覧のコツ

2021.03.11

1円でも高く家を売ろう!不動産売却の成否を分ける内覧のコツ

1円でも高く不動産を売りたいなら、内覧対応に力を入れるのがおすすめです。
ただし、内覧希望者は、一人ひとり性格も好みも予算も違います。
全員に喜ばれる内覧対応を提供するのは困難なので、少しでも多くの人から好感を持ってもらえる内覧のコツを押さえておきましょう。
今回は、不動産売却の成否にも関わってくる、内覧のポイントをご紹介します。

不動産売却の成否は内覧の対応で決まる

内覧を重視すべき理由は、「本格的な商談に進むかどうか」を決めるのが内覧時の印象だからです。
不動産売却では、基本的に内覧を受けて物件を気に入った人から、本格的な商談に関する連絡を受けることになります。
たとえ物件の条件が良くても、内覧で物件やオーナーに悪印象を持たれてしまうと、売買契約を結ぶところまで話が進みません。
もちろん、査定を受ける業者の選定や、広告を使った集客にも力を入れるべきですが、最終的に不動産を売るためには、内覧で買い主の気持ちをうまく後押しする必要があるのです。

好印象を与える内覧のコツ

●事前に物件内をきれいにする

不動産売却の成功につながる内覧のコツの一つ目は、家の中を徹底的に掃除すること。
物件の印象は、「物件の外観や内装を目にした瞬間」にほとんど決まってしまいます。
水回りがくもっていたり、ゴミや汚れが残っていたりする状態だと、「きれいではない」「生活感が強い」というマイナスイメージを与えてしまうので、中々商談に発展しません。
できれば、掃除だけでなく荷物の整理も行って、生活感が薄くておしゃれな空間を目指しましょう。

特に、キッチン・浴室・トイレといった水回りの汚れは目立ちます。
落としきれない頑固な汚れがある場合は、ピンポイントでハウスクリーニングを頼むことも視野に入れましょう。

●土日祝日と夜の内覧に対応する

土日祝日や夜間の内覧に対応できるようにすると、内覧希望者を増やせます。
物件について興味を持ったり、内覧にきてくれたりする人数を増やしたりすれば、本気で不動産の購入を検討してくれる人の数も増えやすくなるので、内覧の対応時間を増やすことも重要です。
また、ネットやカメラを使ったオンライン内覧に対応するという手もあります。
内覧の母数を増やして、より良い買い主を見つけましょう。

●第三者を招いて室内のニオイをチェックする

内覧の準備をする上で、見落としがちなのが住居の匂いです。
匂いがあるから悪いというわけではありませんが、住まいに染み付いた生活臭が内覧者の気に入らないものだった場合のデメリットを考えると、消臭しておくに越したことはありません。
自宅の匂いは自分たちだとなかなか気づけないので、あらかじめ友人・知人や不動産業者の担当者を招いて、どのような匂いがするのかチェックしてもらいましょう。

●除菌グッズやスリッパ等を用意しておく

内覧に備えて、除菌グッズやスリッパなどを用意しておくことも有効です。
除菌ジェルやアルコール除菌スプレー、使い捨ての手袋・スリッパなどがあると、潔癖気味の人や感染症に注意したいという人にも安心して内覧してもらえます。
また、内覧希望者をお出迎えすることで、希望者から売り主への印象が良くなるのもポイントです。
「返報性の原理」といって、人間には親切にしてもらったら親切を返したくなるという心理があります。
好意的に対応すれば、無理な値下げ交渉なども回避できるでしょう。

●物件の良いところをまとめた資料を作る

内覧をする人の中には、積極的にオーナーの説明を聞きたい人もいれば、一人で黙々と物件の様子を確認したいという人もいます。
しかし、内覧者がどちらのタイプでも、物件の魅力や詳細をまとめた資料があると便利です。
簡単な物件の間取りや周辺環境、住んでいて良かった点や気になる点をまとめた書類が一枚あれば、資料を見せながら説明したり、書類を持って帰ってもらったりできるので、内覧者に合わせた対応を取れるようになるでしょう。

●室内の照明はすべてつけておく

内覧をする際、ぜひ覚えておいて欲しいのが、「事前に照明のスイッチを入れておく」ことです。
照明をつけていない場合、太陽光との対比で「暗い家」という印象が強まってしまいます。
また、玄関の正面や部屋に入ってすぐの場所など、自然と視線が向かう場所に花や絵を飾ったり、光を反射して目立つ蛇口やドアノブといった金属部分を磨いておいたりするのもおすすめです。
「視線が集まる場所」や「目立つ場所」をきれいにしていると、壁紙の劣化等が目に入りづらくなります。

まとめ

不動産を1円でも高く売るためには、内覧で好印象を持ってもらうことが重要です。
ただ、人それぞれ好みの対応は違います。
相手に合った内覧を提供し、不動産の購入を決意してもらえるように、内覧の準備は「見た目」「ニオイ」「気遣い」「資料」「明るさ」等の改善を目指しましょう。
また、地域や物件によっては、内覧者の年齢や家族構成に合わせた内覧対応も必要です。
万全の状態で内覧当日を迎えて、買い主候補に好印象を残しましょう。

 

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