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不動産の高額売却に向けた基礎知識!買い主に「刺さる」物件広告の作り方

2020.10.14

不動産の高額売却に向けた基礎知識!買い主に「刺さる」物件広告の作り方

不動産の高額売却を目指す上で、重要なポイントの一つが物件広告の作り込みです。
中古不動産市場では、ほとんどの人がインターネットや店頭に掲載されている「物件広告」を通じて気になる物件を探します。
一般的な商品と同じで、不動産売却も「こういう物件がある」ことを多くの人に知ってもらわないと売れません。
物件の魅力がわかりやすく伝わり、なおかつ目を引く広告があれば、問い合わせ数が増えたり条件の良い買い主と出会える確率が高くなったりするので、ここでは買い主に刺さる不動産広告づくりのポイントをお伝えします。

不動産売却における物件広告の重要性

不動産売却で物件広告に力を入れた方が良い理由は、「物件広告以外の方法」で買い主に売却予定の物件を知ってもらう機会が、ほとんどないからです。
基本的に、商品の価値はどれだけの需要を集められるかによって決まります。
「この家が欲しい」「この物件が気になる」と考えている人を多く集められれば、価格競争が起こるため、高額売却も夢ではありません。

しかし、ここで問題になってくるのが、物件広告を目立たせることの難しさです。
現代の家探しは、ほとんどの場合、インターネット上の物件情報サイトが利用されています。
物件情報サイトだと、住宅情報誌や店頭広告とは比べ物にならないほど大量のデータを検索できるので、「詳細をチェックするかどうか」を判断する時間はほんの一瞬。
「販売価格」「物件のタイトル」「サムネイル写真」といった一目でわかる部分に魅力がなければ、客観的に見てお得な不動産でも詳細を見てもらえないのです。

不動産売却では、内覧や問い合わせといった購入につながるプロセスへ進む人を増やすために、買い主が最初に見る「物件広告」を作り込む必要があります。

売り出し価格が高い場合は価格を見直す

もし、売り出し価格が高くて不動産が売れ残っている場合は、価格を見直すのが一番の対策です。
とはいえ、無計画に値下げをするわけにはいきません。
あまりにも大きく値下げをすると手元に利益が残りませんし、値下げ幅が小さすぎると再び売れ残ってしまいます。
そのため、値下げをするなら先に周辺地域の相場を調べて、適正額に合わせると良いでしょう。
値下げ後の金額が相場、または相場より少し安い程度にすると、売却しやすいです。

買い主に刺さる物件広告づくりのポイント

●掲載する写真の枚数を増やす

物件広告に手を入れる場合、まずは掲載写真の数と質を向上させましょう。
基本的に、現物を見学できないネット上では、写真の枚数が多ければ多いほど買い主に興味を持ってもらいやすくなります。
リビング一つでも、複数のアングルから撮影した写真を用意することが重要です。
また、間取り紹介用の写真を撮る前に部屋を片付けたり、ホームステージングをしてモデルハウスのような空間を作ったりしておくという手もあります。

●住んでいて助かった・便利だったポイントをアピールする

物件広告はある程度、テンプレートが決まっているため、それほど変更できる部分がありません。
しかし、「実際に住んでいたからわかる情報」は、数々の物件を扱ってきた不動産業者も知らない大きなアドバンテージです。

まずは、住人として「この設備が便利だった」「間取りのこの部分が気に入っている」といった、個人的なおすすめポイントを書き起こし、それから記載するべき情報とそうでない情報を選り分けましょう。

おすすめポイントが多すぎても、読む側は結局どこが良いのかわからなくなってしまいます。
「わかりやすく伝える」という意味では、ある程度、情報量を絞り込むことも重要です。

●地域の治安や周辺環境についてまとめる

家を買う人が気にするポイントの一つに、治安があります。
金額的にはお得に見えたとしても、治安が悪いと安心して暮らしていけません。
特に、女性や小さなお子さんがいる世帯では治安の良し悪しが非常に重要なので、「住んでいて何か問題があったかどうか」も物件広告として掲載しましょう。
また、近くにあるスーパーやドラッグストア、病院、保育所・幼稚園について触れるのもおすすめです。

●自身が家を買うとき何が決め手になったのかを説明する

中古不動産を購入する人は、多くの場合どういう家を買えば良いのかわからず、不安や悩みも抱えています。
そこで、これから家を買う人に向けて、

  • 自分が家探しをする際に重視した点
  • どうしてほかの地域・ほかの物件ではなくこの物件を選んだのか
  • 実際住んでみてどうだったか

などを説明するのもおすすめです。
見る人の不安を解消することで差別化も図れますし、買い主に気に入ってもらえば売買交渉も進めやすくなります。

●行政の支援・サービスの手厚さを紹介する

もう一点触れておきたいのが、行政サービスの手厚さです。

  • 子育て支援がどれだけ豊富なのか
  • 待機児童数が多いのか少ないのか
  • ゴミの分別はどの程度細かいのか

など、住む人にとっては重要な要素を説明すると、ライバル物件に差を付けられるでしょう。

まとめ

不動産売却では、とにかく一人でも多くの購入希望者に広告の詳細を見てもらえるように、物件広告のタイトルや写真にこだわることが大切です。

ただし、第一印象を改善して詳細画面に進んでも、肝心の物件に魅力がないと内覧や問い合わせにはつながりません。
情報を詰め込みすぎてもわかりづらくなってしまうので、買い主が知りたいことや買い主が知っておくとお得な情報など、「実際に住んでいたからこそわかること」を簡潔に伝えて、物件の魅力をアピールしましょう。

 

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