column 227.

購入希望者の心を掴む内覧のポイントとは

2018.11.26

綺麗な玄関

購入希望者の心を掴むために、内覧時のおもてなしを充実させましょう。多くの場合、中古の不動産を購入する人は、複数の物件を比較しながら条件や印象の良いものを探します。

ただ、限られた予算の中で物件を探していると、どうしても条件面が似たような物件を比較することになりがちです。うまく差別化できなければ、買い主は購入を決断してくれません。ライバル物件と差をつける際に役立つ、内覧のポイントをご紹介します。

内覧時の印象が売却の成功を左右する

基本的に、内覧なしで不動産の売買が決まることはありません。最大の理由は、不動産がとても高価な買い物だからです。

多くの場合、不動産の購入を検討する人は、まず不動産業者に相談したり不動産のサイトを見たりして気になる物件をピックアップしていきます。その後、物件の平面図や駅からの距離はどれくらいなのかといった情報だけではわからないことを知るために、内覧を行うのです。

内覧時の印象が悪いと、物件が売れる可能性はぐっと低くなります。内装が汚い家、掃除や片付けがされていない家、生活感が溢れている家に対して好印象を持つ人は多くはありません。

中古の不動産売却では、近隣にある同じような条件の物件と比較されることになります。不動産をできるだけ高く、短期間で売るためには、条件面を煮詰める以外に内覧時の印象アップにも気を使いましょう。

購入希望者から好印象を持たれる内覧のポイント5つ

内覧時に好印象を持ってもらうためのポイントを、全部で5つご紹介します。順番に見ていきましょう。

●内覧の案内を自分たちで行う

住宅の売却では、作業や交渉の多くを住宅のプロである不動産業者に頼ります。ただ、実際に住んでいてわかる住み心地の良さをはじめとする物件の魅力を一番良く知っているのは、売り主です。

より多くの人が物件に興味を持ってくれるよう、また内覧時に住宅の良さをアピールできるよう、暮らしていて便利だったことや近隣のお得な買い物情報などをまとめたチラシを作成しましょう。

また、売り主が内覧に立ち会うのもポイントです。「売り主がどういう人なのか」がわかれば、購入希望者も安心しやすくなります。

●内覧前は水回りを掃除しよう

キッチン・浴室・トイレといった水回りは、内覧前に徹底的に掃除しましょう。水回りは使用頻度が高く、汚れや生活感が出やすい上に、内覧時によくチェックされる場所だからです。リビングがきれいでも、水回りが汚れていると「汚い家」という印象が残ってしまいます。

●外観の手入れで内覧時の好印象を底上げ

物件のお手入れで意外と見落としがちなのが、外観の掃除です。一戸建ての場合、外から見える庭や壁などが汚れていると、全体的に薄汚れているように見えてしまいます。マンションの場合、ベランダ部分にごちゃごちゃと荷物が置かれていたり、玄関ドアが汚かったりすると印象が悪くなってしまうでしょう。

また、荷物が多いと雑然とした印象になります。普段使わないもの、壊れてしまったものの処分が面倒でそのまま放置しているものなどは、内覧をきっかけに処分してしまいましょう。どうしても必要なものが多い場合は、トランクルーム等のサービスを利用するのもおすすめです。

●第三者に頼んで生活臭をチェックする

内覧をする前は、不動産の担当者や友人、知人に頼んで室内の生活臭をチェックしてもらいましょう。人間、自分が普段住んでいる場所の臭いには鼻が慣れてしまっているため、不快な臭いがするかどうかを自分ではチェックできません。

とくに、下水関連の臭いがすると内覧時の印象は一気に下がってしまいます。生活臭は家具や水回りの配管などに染み付いていることが多いため、パイプクリーナーや消臭剤等を駆使して臭い対策を行いましょう。

●内覧時の服装に気を使う

不動産も人間も、第一位印象がとても大事です。内覧時に家をピカピカに磨き上げていたとしても、毛玉についた服やヨレヨレの服を着ている家主が案内をしていたら、購入希望者から良い印象は持たれません。

購入希望者の第一印象をアップするのに役立つのは、シャツスタイルを中心とした、いわゆるキレイ系の服装です。スーツは堅苦しすぎる印象を与えてしまいますし、没個性すぎて印象に残りません。不動産業者の営業マンと服装が重なってしまうという問題もあるので、避けた方が無難です。

清潔感のある服装を心がけるだけでなく、服装の色使いにこだわるのもおすすめ。明るい黄色や親近感を持たれやすいオレンジなど、どういう印象を持って欲しいのかに合わせて服の色も調整しましょう。

まとめ

内覧時に購入希望者の心を掴むポイントは、おもてなしの心を持つことです。家の掃除や臭いのチェック、服装選びなど、ちょっとした一手間をかけているかどうかで内覧時の印象は大きく変わります。内覧で購入希望者に好印象を残しておけば、ライバル物件と比較されても有利でしょう。

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