column 108.

仙台市泉区で不動産売却をする際に知っておきたい路線価比較

2017.06.27

仙台市泉区で不動産売却をする際に知っておきたい路線価比較

仙台市泉区の特徴

仙台市泉区の名称は、区の北西に位置する泉ヶ岳(標高1,172m)から付けられました。仙台市との合併以前は泉市という名称で、当時の名称をそのまま残したため、横浜市泉区と同じ名前になっています。

江戸時代には奥州街道の宿場町・七北田宿として栄えました。泉市時代、仙台市のベッドタウンとしての役割から人口が増加。さらに合併後の1992年、仙台市営地下鉄南北線が泉中央駅まで延伸されたことをきっかけに、大きく発展したという経緯があります。地下鉄に乗れば、仙台駅まで15分程度しかかりません。

合併当初の商業施設は路面店が中心でしたが、交通網の発達を受けて中小のオフィスビルも増加しました。Jリーグのベガルタ仙台ホームスタジアムである「ユアテックススタジアム仙台(旧仙台スタジアム)」があり、試合が開催される日は多くの観客でにぎわいます。

区の西半分は山間地域となっており、七北田川沿岸に平地が広がっています。泉中央副都心エリア、国道4号線仙台バイパス沿線は発展しているものの、それ以外の地域ではのどかな田園地帯です。仙台市はあまり雪が多くないことで知られていますが、泉区では雪が積もることも多いので、その点には注意が必要です。

●仙台市泉区の産業

「泉パークタウンインダストリアルパーク」「泉パークタウンソフトパーク」「仙台泉インターシティ」など、工業団地内には多くの工場が軒を連ねています。泉中央駅周辺には、「泉パークタウンタピオ」「仙台泉プレミアム・アウトレット」などの大規模商業施設も出店してきました。

昭和30年代以降は大規模な団地開発が続いており、仙台市内に通勤・通学する人のニーズも狙える場所です。金融機関の支店や医療機関、大学を含む教育機関も数多く存在しており、利便性は高いといえるでしょう。

仙台市泉区 路線価の高い地域・低い地域比較

路線価とは、ある道路に面する宅地1平米あたりの評価額を指します。「相続税路線価」と「固定資産税路線価」の2種類があり、前者は公示地価の8割程度、後者は公示地価の7割程度となっています。

仙台市泉区で最も地価公示価格(2017年1月1日現在)の高い地点は「仙台市泉区泉中央4丁目5番2」で、1平米あたりの価格は24万5千円です。前年に比べて7.9%地価が上昇しており、2013年からは上昇が続いてきました。ちなみに、この場所にはセカンドストリート仙台泉中央店が建っています。

地下鉄南北線の泉中央駅から100mほどの場所で、利便性が非常に高く、地価が高いことにも頷けます。路線価図を見ると、この土地が面する「泉中央通り」東側の路線価は17万5千円です。そのすぐそばにある「泉中央通り」西側や「泉ヶ岳通り」北側の路線価は、20万5千円と設定されていました。このことから、地価公示価格と路線価が完全には連動していないことがお分かりいただけるのではないでしょうか。

泉区で最も地価公示価格の低い地点は、「仙台市泉区実沢字小豆嶋屋敷14番1」でした。泉中央駅の西側にあたり、国道457号線に近く、1平米あたりの価格は17,000円です。周辺にはそれほど商業施設などがありませんが、車で移動できる人ならそれほど困ることはない場所といえるでしょう。この場所には、個別の路線価が定められていません。そのため、相続税評価額は倍率方式で算出することになります。評価倍率表で宅地は1.1倍と定められているので、相続税評価額は固定資産税評価額の1.1倍と考えましょう。

不動産を売却するときのポイント

仙台市泉区の場合、市街地に近い場所では地価の上昇が続いており、比較的有利に売却が進められます。以前は仙台市へ通勤・通学をする人のニーズが中心でしたが、現在では工業団地や商業施設、教育施設が多く存在するので、区内で通勤や通学のために移動をする人も増えました。

郊外のエリアであれば、国道457号線や国道4号線沿線などの不動産は比較的購入希望者を見つけやすいでしょう。不動産を業者の仲介によって売却する場合、査定をもとに売主様が売却価格を決定し、業者が購入希望者を探すことになります。地域のニーズを把握しており、きめ細かなアドバイスができる業者を選びましょう。

まとめ

地域密着型のハウスメーカー「永大ハウス工業」では、お客様の大切な資産である不動産を売却するお手伝いもしております。地域ごとの特性や建物の資産価値、そこに住む人の特徴などを捉えた的確なアドバイスを心がけておりますので、まずはご相談ください。

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